|
今年は秋が短く覚えた。北の地方では冬型の寒気が居座るとか。秋の終わり、岐阜市街地、長良川北の小丘の鷺山城址を歴訪、散策する。 鎌倉、室町時代から城があったが斎藤利政(※剃髪入道して道三と号)の終焉の地として道三の敗死とともに廃城となったという。先年、本巣の山の帰りにこの城跡をよったおり、山上の雑木林が濃く色づいていたのに思いがけず驚いた。また南肩からは長良川をまえに金華山を、道三が居城とした岐阜城と対峙している。三方から上がれて今は全体が公園となり、東からの公園口は桜も数本植えられている。 岐阜バス・左回りループ線に乗り鷺山白鷺町で下車。道三道りから鷺山は目の前。北の鷺山小学校裏門の前が登り口となっています。木階段が設けられ落葉を踏みしめながら標高67mの丘上に登る。三角点がある頂きは低い雑木に囲まれ、もちろん城郭跡など何も残っていません。北肩からは木々越しに城ヶ峰や眉山が、百々ヶ峰はよく見えました。あたりは紅や黄色の幔幕が張られたように、とにかく色鮮やかななかな静かなたたずまいを見せてくれます。
|