『東海北陸道トンネル近く』との矢印標識がある道へ足をむけると直近の木に『行き止まり』との標識もぶらさがっていた。 稜線道をずんずんと進むと東端の崖ぷっちに出た。工場の屋根が真下に見える。ここを下りるわけにはいかないので踵を返すと北にテープが垂れた踏み跡を見つける。その踏み跡を下ると工場東の道路に降りた。お隣の斎場ホールの灯がひときわ明るく輝いていた。それもそのはず西の空が茜色に染まろうとしていたから。 新境川沿いの道を歩き名鉄市民公園前駅に着いた時すでに日は没し冷たい風にいささか震えを覚えたが、長丁場の山歩きに心は充足に満ちていた。
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広い車道を渡り東海学院大を右に見つつ日野橋手前を右へ入り突き当たった先が三峰山日野側登山口です。白山神社の鳥居をすぎ登り坂沿いにフェンスが設けられ、その空き間から山へ入ります。登山道の案内板によれば北回りと南回りの道があり手前のピークで合流とのこと。 前にこの三峰山を皮切りに尾崎から金華山へ縦走(長良川左岸三山縦走)したおりは南回りで下りたので、今日は北回りの展望コースをとる。 その名のとうり最初の岩場をあがったところから金華山東方の山々や町並みが一望できる。このコースは高い木が少なくちょっとした岩場がつづくので風が強い日などは足元に注意が肝要か。南回りの道と合流するピークをすぎ、尾崎からの道と合う地点から展望地へむかう。ここからの展望は岐阜市内の山ではピカ一だ。休みとあって登山者ばかりか散歩風の人も多々登っていて歓声をあげていた。【御嶽パノラマ・尾崎三峰山参照】 尾崎側の東屋で再び珈琲タイムとし、時計の針と日没を考える。隣の権現山を登ると決め急いで下山する。尾崎団地西の運動公園奥の登山口まで駆けると、新しい登山案内板が架けられてあった。山頂から南町集会所へ下る従来の道の他に東端へ通ずる道と瞑想の森市営斎場への下山口が記されている。山頂までの登り道はさすがに足にえらかった。腰をおろす間も惜しく下山。東稜線道へ下るや道が二手に分かれていた。
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