千鳥山〜大蔵山 - 新年、岐阜市街長良川右岸の三つの低山をはしご登山 -

 年をまたいで長良川右岸の低山をはしご登山します。先回と同じく松籟団地から出発する。その前に弘霊不動尊で山旅の安全を願う、もっとも子安観音や不動明王ではお門違いかな。御社奥の松石滝は今の時期は水は落ちていません。
 松籟団地から百々ヶ峰へ登る道、桜の道、松籟道はどちらも険しい、ましてや不動岩道は上級です。右の長良山との間道は薄暗く岩ボコ道の上りとあって歩き難い。長良山と百々ヶ峰への登りとなる十字路を越え堰をまたぎ下ってゆく。長良山東入口を右にみて松尾池への車道に出る。松尾池はずっと工事中です。まだ正月休みでもあるのか駐車場は満杯、東海自然歩道案内板に載る松尾池の紹介を読み、右上の千鳥山へ道を上がる。
広い道から徐々に花崗岩の岩道と化し標高を上げていきこちらの息も上がる。千鳥山頂きは何の印もありませんが低木の切れ目から良き眺望が得られた。快晴の今日、白銀の北アルプスから乗鞍、御嶽、中央アルプスが望め、槍ヶ岳をも誇らげに(※右下参照)ついで長良川を眼下に金華山や伊吹山も遠望できる展望台でひと休憩。古津から続々と登ってくるハイカーらとすれ違い、落ち葉積もる道をどんどん下る。
 無住持の一洞山観音寺を後に大蔵山トンネル前の車道を横切りふれあいの森へとはいる。トンネル近くの道標「樫洞山峰」から再び砂利道を登る。右手上に大蔵山山稜を望みつつ、一汗かくころ道標が立つ鞍部に出た。先回はここを間違えた。
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立派な名板

1大蔵山
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大蔵山(左)と千鳥山(右)

2藍川へ下山
< 交通アクセス >
電車(往復)名鉄岩倉駅 ←→(60分)新岐阜駅680円
バス名鉄岐阜駅 →(20分)松籟団地
向加野 →(37分)名鉄岐阜駅
230円
530円
<コ−スタイム > 歩行時間:4時間40分
shose松籟団地バス停→(35分)松尾池→(10分)東海自然歩道出合→(40分)千鳥山(260m)→(30分)一洞山観音寺→(10分)大蔵山トンネル入山→(15分)鞍部→(25分)大蔵山(194m)→(30分)加野山・NHKアンテナ(125m)→(20分)藍川登山口→(20分)八幡神社登山口→(25分)番場山(138m)→(20分)向加野バス停
yubi松尾池の変遷
明治18年にオランダ人の技師の指導で農業溜め池と構築したが、24年濃尾大地震で築堤に亀裂が生じ役にたたなくなった。その後、昭和7年、当時の岐阜市長 松尾国松氏のもとで改築したという。以来、松尾池と呼ばれるようになった。

-長良川右岸、千鳥山と大蔵山-
用水路をわたり信号・加納西畑へ、そして八幡神社へと歩く。神社まえを右折するとデカい石碑とお地蔵さんが見えます。背の木に赤リボンが垂れていました。崖のような坂に落ち葉が積み、張られたロープを掴みつつ上がる。以降雑木林をゆく。赤リボンが随所に垂れ有り難い。途中の切れ目から舟伏山や尾崎三峰山がちょっと望められだけでした。小さな祠をさらに上がれば山頂に着く。立木に囲まれ展望無し。
 急いで戻ろう。四辻信号近くにバス停があります。すっかり暮れおち仕事帰りの乗客とともにバスに乗り込んだ。忙しない山行きでしたが充足した山旅でした。
 大蔵山へは巡視路をゆく。当然大蔵山へ登る気が無ければわからないか。プラスチック階段が狭い急尾根を上がっています。ここはゆっくり登りましょう。階段を登り終えると滑りやすい斜面に出て土中にNHKの標柱を見る。行く手にアンテナ塔もみえる。山頂へは細い尾根をつたう。まばらな雑木に囲まれ木に掛けられた「大蔵山194m」の名板の彼方に御嶽や中央アルプスが枝に遮られながらも垣間見れます。巡視路はなおもつづく。
 鞍部まで戻り坊ケ洞山峰の道を進み地点77で右へ上り、次いで地点74で右へ戻るように上ります。長良川左岸の山々を望む最高地点のNHKアンテナをすぎ、加野山と呼ばれているらしい、樹林のなかを落ち葉に足を滑らしながら下ってゆく。降りたところに百々ヶ峰回りの登山口の看板が設けられていた。今日、三つめの山、番場山が黄色な西日を浴び急がせます。
千鳥山から北アルプス、御岳、中央アルプス展望

- 1月5日 /2024年
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