御嵩富士(高尾峯)(292m) - 旧中山道御嵩宿の秋葉さまを奉じる裏山と由緒ある三神社の山をむすぶ -

 寺の裏山を登る際、気を置くことがある。旧中山道の宿場御嵩を見おろす低山、通称”御嵩富士”を登ろうとしたおり麓の愚渓寺さんからたしなめられたことがある。仏さんが嫌がるとのことでした。それからしばし後、山頂に秋葉様が祀ってあると仄聞しそれならお参りがてら上がってみようとひとり決めした。
 名鉄御嵩駅から北の愚渓寺へ、二重塔まえを通りお墓をすぎ民家前の細道へ曲がる。林を進むと小さな案内板「秋葉神社/高尾峰・みたけ富士」が木に掛けてあり、そこから入る。
 右なりに上がってゆくと道は少々怪しくなる。自然倒木があちらこちらに散らばりそれでも東上手に明るい稜線を見るので目指して登る。鞍部を左にみるがなおも直進すると稜線のいい道にあがった。戻るように南へ十数メートル行くと狭い平地に出た。確かに秋葉様の小さなブロック作りの祠が木々に囲まれ静かに鎮座、お参りする人は少ないのでしょう。そのまま南へ急降下すれば下の細道に出れそうです。帰りは鞍部へ回ってもとの道に下りた。いくらか歩きやすかったが。
 お昼を過ぎつぎの八王子山へむかう。御嵩富士を見送り山麓の民家をぬう狭い車道を西進する。あたりは神社が多くあるゆえか常夜灯が数基立っていた。道端には春の花、オオイヌノフグリ、ホトケノザそれにタンポポが咲き、厚手のセーター姿の背が暑くなる。顔戸(ごうど)八幡神社境内で遅い中食をとる。リュックを背負った幼子をつれたお母さんから挨拶をいただいた。
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高尾峯とも 愚渓寺より

1御嵩富士
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山頂に八王子神社、中腹に日吉神社、里に顔戸八幡神社

2八王子山
< 交通アクセス >
電車(往)名鉄岩倉駅 →(55分)御嵩駅
(帰)顔戸駅 →(45分)名鉄岩倉駅
※広見線 新可児‐御嵩に復刻塗装列車「いもむし」が運行しています。
900円
830円



<コ−スタイム > 歩行時間:4時間15分
shose名鉄御嵩駅→(20分)山入口→(15分)案内板→(40分)山頂(292m)→(20分)下山→(45分)顔戸八幡神社→(20分)八幡神社奥の院→(35分)八王子山(290.4m)→(20分)日吉神社→(40分)顔戸駅

2007年4月 春の八王子山

-御嵩富士(高尾峯)と再訪 八王子山-
帰りは日吉神社への参道登山道を下る。落ち葉で滑りやすい坂をジグザグにつたってゆきあっけなく本殿・拝殿に下りた。(※行者大岩へは本殿西へ5分ほど上がる)
 2007年の春の時はこの境内で子ども神輿の祭りが行われていた。10月秋の祭礼は神事・行事などで賑々しいとの紹介ですが春のそれは案内がみられませんでした。
※訂正:上スライド動画で、八王字 →八王子の間違いです。
 石畳の参道は八幡神社奥の院への始まりで半ばの休憩舎であの親子とはわかれ、そのうえはトンデモナイ露出岩の急坂を上がらなければならない。立派な奥の院の裏手から登山道がつづいています。雑木林をつたってゆくと「顔戸山/茸山標柱」との杭に出る。ついで狭まった尾根上に黄色の標柱を見つけるが赤テープがあちらこちらに散見し注意を要す。以降シダと下草が生える尾根を赤布に導かれ、上がり詰めれば八王子神社の鳥居と小ぶりな社に着く。
以前とは大違い南が大きく開かれ御嵩のまちを一望でき、瑞浪の屏風山から愛岐県境の山々、多治見の浅間山そして八曽の黒平山らしき峰が逆光を受け黒く突出していた。奥へはいれば雑木のなかに三等三角点が立っていた。

- 3月16日 /2024年
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