−4月28日 夏日
 関市上之保温泉に最後に行ったのはもう10年以上になります。そして上之保のシンボル山として城山と女夫山(めおとやま)がある。かって城山を日本教本部がある松本から峠を越えて登った。温泉で地元の入浴客から山頂にNHK電波施設があるゆえその関連の道を教えていただきさっそく登ったが(2005年4月上之保・城山)、山頂は真新しい三等三角点こそあれど雑木に囲まれ上之保の集落が望めれた他さほど特徴がある山とは思えなかった。ただ途中の岩尾根で木々越しに御岳がちょっと見えたのは嬉しかったが。
 それが近年NHKの施設が撤去されそのためか登山道が整備され多くの入山者らで賑わっていると仄聞した。麓に温泉施設があるのでマイカー登山にはモッテコイなのも人気の一つでしょう。その温泉施設まで車だと私の家からではノンストップで2時間はかかる。岐阜市からのバスだと有に2時間ちかくゆられます。それも温泉場だと週末か祝日しかバスが運行していません。しかも午前かお昼過ぎの2便で、なかなか厳しいものがある。
 それゆえ躊躇っていたがも一度訪れてみたいという欲求にかられ夜明けに起き自宅を出た。岐阜駅前発7時3分のバスがそれで、関バスターミナルで関市の自主運行バスに乗り換えます。城山の入山口、船山口に着いたのはちょうど9時前でした。(※自主バスの料金が200円とは驚いた!)


−4月22日 曇り
 ここ1,2年に鵜沼の森から明王山へ登られたかたなら、うとう峠を越しまもなく大きなハイキング案内看板を目に留められたでしょう。『原火谷(わらびだに)ハイキングマップ ・令和2,4年度の清流の国ぎふ森林・環境税を活用しています。』3コース案内地図と各コース歩行時間が記載されています。二つ岩展望テラスなる見処も気がそそります。
 いつでも訪れることができると振んでいるうちに2年にもなり、雨後の薄晴れの朝、新緑の森歩きを思いたち急いで家を出た。JR鵜沼駅前から各務原市ふれあいバス鵜沼線に乗り貞照寺前で降車する。(※嬉しいことに昨年くらいからこの鵜沼線の便が大幅に増え、うぬまの森や八木山への登山の便が抜群に良くなった)
 ご存知のように貞照寺は川上貞奴女史が私財を投じ帰依する成田山新勝寺(ご本尊は不動明王)の末寺として開創され、彼女もここに葬られています。それゆえ諸芸上達、芸事成就にご利益があるといわれています。境内には藤棚がもうけられ今が盛りとばかり紫に彩っていた。山門まえ右の道から住宅奥の小公園がうぬまの森・東入口です。大きな森案内板が立てられています。まずは山頂展望台、陰平山へ登ります。


−4月14日 晴れ
 昨年の初夏に伊勢三山のひとつ、堀坂山に登ったおり森林公園の東登山口から山頂まで31町、3,390mとの案内表記があった。そして堀坂山西登山口の与原峠に、北の浄眼寺から白米城(枡形山・三角点有り)、鉢ヶ峰、観音岳(三角点有り)から与原峠に下り堀坂山に登って森林公園まで降りてくると121町、13,207mとの古道案内看板が立ててあった。低山が続くこともあり暑くならないうちに歩いてみようと決めた。
 全行程時間が6時間余り、松阪駅からバスに乗り35分で岩倉口で下車し北出発地である浄眼寺へ、寺前の駐車場には週末ともあってか5,6台をこえる車が並び三重ではそれなりの人気があるハイキングルートとみえる。ほとんどのハイカーのお目当ての白米城からは全方位に展望が開かれ人気があるのもうべなるかな。
 そういえばバスで登山者一人とともに乗り、彼は堀坂山東登山口へゆくバス停横滝寺前で降りた。帰りも同じバスに乗りあわすかと思ったが、彼の姿はなかった。ピストン登山にしてもバス停からだと4時間はかかるのでお昼のバス時刻(PM13時58分発)には間に合いそうもない。堀坂山登山にしては30リットル相当のバックパック姿でしたので、もしや山頂の避難岩小屋で一晩過ごすのではないかと想像した。わたしも若ければそんな登山するのですが・・・。


−4月2日 薄晴れ
 鳩吹山大脇登山口から土田宿へ通じる可児川沿いの東山道崖道に咲くイチリンソウ、ニリンソウ等の群生地をはじめて見てきた。4月初めがいい時期らしいとの評判でしたからこの週末を考えていたが天気が芳しくないとの予報で急遽出かけた次第です。
 名鉄広見線可児川駅から大脇への田圃道には春も盛りとばかりいろいろな草花の饗宴で目を楽しませてくれた。そして織田信長の生母の出生地と喧伝された土田城碑の前には平日にもかかわらず案外な人出だった。往きに群生地を見学し土田山を登ってさらにもう最盛期は過ぎた鳩吹山大脇のカタクリ群生地へまわってみた。


−3月31日 薄晴れ
 10数年まえに、関市中池公園からしぐら坂へ走り、トンネル西口から廃道にはいり峠まで歩いたことがある。峠には朽ちかけた石碑と小ぶりな地蔵さんが佇んでいた。山へ上がる踏み跡がわからず三角点への登山をあきらめた。しぐらが椎倉と当て字されていることなど知らなかった。
 近年この富加と関をまたぐ連山にいい道が整備されたと仄聞しずっと気になっていた。富加の大平賀の古刹東香寺裏から登り老梅山から関のしぐら坂トンネルへ、そして三角点のある黒屋山へ小縦走する登山がそれで、4時間ほどかかる往復登山です。巨岩、奇岩がつづき展望にも恵まれなかなかな変化に富む低山歩きが楽しめるらしいとの紹介が多々あった。
 登山口の大平賀への交通アクセスは関からコミュニテイバスが運行されていますが、利用できるのは平日のみで、関の東山かもしくは長良川鉄道富加駅からだと 3.5キロ弱歩きます。しぐら坂トンネルを起点とすれば若干歩きが少ないですが、それにしても往き帰りにそれなりの歩き覚悟が必要。
 早春のころ予定していたがこの時期になってしまい、暑くなると歩けそうもないので今を契機に訪れることにした。そして三角点がある西の峰からさらに西へ進み地形図にある破線の道が歩けれかどうかも見届けようかと。黄砂の時期とかさなって見晴らしはさほど期待できそうもありませんが老身に鞭打って出かけることに。


−3月17日 曇り
 暖かくなったり寒くなったりで季節の替わり目に山歩きの服装がどっちつかずです。御嵩の気になっていた低山を訪れるに今年最後の冬厚手スェーターで出かけた。
 御嵩富士と言われる山へは麓の大智山愚渓寺の裏山のため登るのを躊躇っていた。寺の裏山を登るのはそのお寺のかたに言わせると佛さんが嫌がるとのこと。最近この山に秋葉神社が祀っていると仄聞し、それならお寺との関係が薄いと認識し登ってみることにした。
 この山一山では味気ないので西隣の八王子山にも足を伸ばした。初めて八王子山へは2007年の4月で、たまたまこの時はお祭りが行われていて子供らが神輿を担いで境内を練り歩いていた。このあたりは八幡神社、日吉神社そして八王子神社といろいろな名で呼ばれていますが、秋の祭礼が行われるのは顔戸八幡神社と御嵩町のHPでは紹介されています。わたしが逢ったのは桜が咲きほころぶ春でした。祭りの氏子さんより日吉神社のお祭りとお聞きしたから春は子供らのお祭りらしい。
名鉄可児駅から広見線に乗換えるや、珍しい彩色の電車が待っていた。愛称「いもむし」のカラーリングされた復刻塗装列車が新可児‐御嵩間に3月から運行されています。面白い色使いで沿線からながめたらさぞ「いもむし」を思い浮かべるのもむべなるかな。運行期間は今のところ未定とのこと。
このお知らせはNHKの夕方のニュース番組で知り、それをきっかけに御嵩富士への登りを思い出しました。


−3月12日 雨
 春も本番となり揖斐郡大野町北端の大谷山、滝谷山をひとまわりしてきた。麓の町運動公園から幾コースかのハイク用散策路が整備されています。
 2013年の正月に訪れた時は西端の牛洞から二つの山をへて東の雁又山まで急いでまわった。今回は麓の古墳群をすこし見学して大谷山、滝谷山をハイクします。先年の登山様子を鑑みて岐阜バス同様な時間帯で大野町まで向かった。ちなみに今月から岐阜バスも名鉄系交通ICカードが使えるようになった。大野町バスターミナルから運動公園まで2キロ少々です。公園グランド前に多くの古墳が散在発掘され、ちょっとした古墳のテーマパークともいえます。巡っているうちに時間も過ぎ急いで入山口へむかう。
 今回は古墳コースから尾根を上がりました。これがいささか足に応える道のりで野村山の三角点に至るまで低山ながら時間がかかってしまった。これが帰りの道に息急く結果になってしまったとは思いもしなかった。予定時間のバスに乗り遅れると1時間後の日没寸前発のバスになってしまう・・・。(※先年の三山ひとまわりは何と足早だったかと今更ながらこの10年の足の衰えに気落ちするばかり。)


−2月29日 薄曇り
 昨年と同じ時期、豊橋自然歩道を再び静岡県側から上がった。昨年は奇岩・割れ石こと富士見岩へ登りました。今回は知波田の大岩を経由し神石山へ登ります。
 神石山へ登るルートは新所原か葦毛湿原あたりからがよく登られています。知波田からは神石山の長い東尾根を歩きます。標高が低いのでさほど起伏に富む歩きではありませんが新所原の嵩山(すやま)ルートに出るまで林道崩れや谷沿いの石道を黙々と歩かなければなりません。大岩(186m)からは富士や南アルプス最南部の峰の頭が見えまた弓張山地が遠州灘へ落ちこむ様子がよくわかります。神石山(375m)着に予定より時間がかかってしまい北上し多米峠から赤岩尾根を伝い豊橋市街へ降りたのが日没近くになってしまった。歩行距離15キロ、タイムは7時間でした。
 豊橋自然歩道最北の中山峠から静岡県側にはいり宇利峠そして雨生山へはどうしようか思案中です。新所原から乗る天竜浜名湖鉄道は浜名湖北岸をたどり掛川までワンマン運転の基本1両編成のディーゼル車両です。途中半ばの金指(かなさし)駅までの低山なら日帰りも出来そうです。富士を眺める里山紀行もと老人の夢は膨らむばかりです。


−2月18日 曇り
 この如月に3回は山歩きしようと決めていたゆえ来週からぐずつく天気がつづくという予想を聞き終日曇り模様なるので近場で気になる如来ヶ岳を訪れることに。岐阜市と山県市を境にする如来ヶ岳へは二度登ったが昔山中にお寺があったことから付いた名ゆえ山頂からの展望はないが途中の鉄塔から東から南の見晴らしが開けている。
 一度目は山麓の八幡神社から取り付いたのは「続ぎふ百山」の記事に従ってのこと、これが稜線に上がるまで踏み跡さがして予想外に手こずり3月はじめとあってひと汗かいた。
『山が低く、山越えして近隣の村と行き来したのか、頂上は桧峠と呼ばれていた。桧の巨木があって子供たちの遊びに恰好な場であった。』との記述に首をかしげるばかりでした。帰りは東の明るい稜線道を下り鉄塔を通り高木の広い墓地に出た。二度目は南尾根を歩く道で入りしなに石鳥居が立ち山頂まで気持ち良い登高でした。
 今回はその石鳥居の道よりすこし西の尾根を巡視路をはずし直登します。


−2月12日 晴れ時々曇り
 秋の紅葉で賑わう足助で今月から3月10日まで、春のひな祭りが開かれています。というわけで黍生山を訪れます。先回は2007年の暮れでした。
 その時は下山後、香嵐渓の飯盛山も歩いてみたが今回はちょっと気になる山へ向かおうかと、山頂での好展望も手伝い踵を変えた。容易と思ったがこれが意外に手間取り、山頂へ上がったのはいいが下山尾根が分かり難く、帰りのバスを考え往復で長い林道、これは現在車両通行禁止、を延々と下りてきた。結局1時間弱余裕があったが、ひな祭りが催される町中をめぐるには夕刻のバスに乗らなければならないゆえとり止めた。
 帰りの足助を通過する国道、岡崎や豊田方面は祝日の好天気のドライブする行楽車ででえらく混んでいた。帰りは往きの東岡崎駅からの名鉄足助線バスに乗らず、とよたおいでんバスに替え名鉄旧三河線の廃線沿いを走り、(平成16年、猿投から西中川まで廃止)猿投駅から三河線に乗換え知立回りで帰ってきました。ほぼ予定時刻で帰れた。
 ※この廃線駅回り、特に広瀬駅は今も旧駅が残され秋は紅葉が楽しめるらしいです。人出の多い香嵐渓紅葉巡りよりこの広瀬駅と王滝の紅葉を組み合わせば、いとおかしき秋が楽しめそうです。今年の秋にこの1ページを予約しておきましょうか。


−2月4日 晴れ
 春の節分の日、犬山の木曽川左岸、継鹿尾山から大平山へとまわった。(先回はいつだったかしらべてみると2014年12月はじめ)上天気なこともありさぞ山は登山者や遊山者らでにぎわっていると想像していましたが、やはり思いは皆同じ、継鹿尾山山頂は言うに及ばず鳩吹山への縦走路、すこしマイナーな大平山でも幾人かとすれ違いました。往きも帰りも電車駅ですから時間をさほど気にしなくとも良いのが一番気楽です。出発駅の名鉄広見線富岡駅から高台をめざしひばりヶ丘公園にでるや冷たい大気のなかすっきりした眺望が広がり今回の山旅の前途が大いに期待を持てそうです。

−1月30日 快晴
 小春日和の一日、みのかも健康の森を歩いた。この前は2015年1月末でした。
 美濃加茂市が運行する”あい愛バス”が2,3年前から通年運転するようになり、またバス経路も一部変更となり上の健康の森へは追加された3公園連絡線を利用するととても便利になった。ちなみに3公園とは南から、文化の森、ぎふ清流里山公園、そしてみのかも健康の森公園です。みのかも健康の森へは管理棟近くにバス停が設けられ、JR美濃太田駅北口から30分ほどです。午前と午後に各2本ずつ運行され料金は100円です。
 このけんこうの森には、360度の大展望をほこる高木山(344m)とその東に富士神社がある三角錐が見目好い山之上富士山(357m)とが対峙しています。ちなみに富士山には三等三角点が埋められています。バスを利用し、このふたつの山を一回りするには、高木山での休憩を少なめにすれば十分登山できる。公園内の山ですから道もきちんと整備され、行き口と帰り口に木のポールが借りられます。公園内は四季折々の光景に恵まれ、通年多くのマイカー遊園者や登山者らで賑わっています。
 美濃加茂市のコミュニテイバスはタクシー会社の委託らしいですが、それにしてもよく運行され続けています。これも美濃加茂市が発展しつづけている証左でしょうか。コミュバスはどこも青息吐息な状態とは一般ですが、ここは特筆ものでしょう。バスから公園まで車窓から眺める街並みと病院、学校などの公共施設のなんと見事なことかと感心してします。わたしの岩倉と比べると、人口や世帯数がちょうど1割ほど多い。自然ははるかに恵まれているのは言うまでもないが。とにかく市長が若いとこうも変わるかと変にまた感心する。


−1月18日 少雨
 大寒まえの暖かな好日に、芥見権現山を訪れた。今回は各務原市のふれあいバスに乗り、岩滝の六所神社を皮切りに白山神社へ上がり、北山への市境稜線道でなく鉄塔巡視路を下ります。そして岐阜市諏訪山団地東奥から再度巡視路を上がり、芥見のクリーンセンターまえの東海自然歩道へ直に下ります。
 帰りもふれあいバスに乗るため北山へ登るのは無理でした。ひとつバスを遅らせば各務原権現山からの展望も加えれたことでしょう。春遅く日没が六時ごろになるころ諏訪山からの長い稜線をたどり北山回りの周遊を予定します。今回は巡視路が安全に通れるかどうかを確かめるのも目的でした。案内は本ページにて・・・
 各務原市の”ふれあいバス”は通年運行(ただし土日祝日は本数が減る。各務原市HP参照)しています。尾崎三峰山、そして尾崎、各務原、芥見の三つの権現山などには恰好な交通アクセスと近年知り、しかもバス便も比較的多くかつコイン一つで乗車できますから懐にも(もちろん自然にも)優しいです。なお名鉄各務原市役所前駅が出発地です。


−1月6日 曇り
 年をまたいで岐阜市街、長良川右岸の山をはしご登山します。先週と同じく松籟団地から歩み、長良山と百々ヶ峰の間の回廊を越え、松尾池へ出て千鳥山、先回山頂まで行けれなかった大蔵山と登り、さらに向加野の小さなお山を加えます。上がったり下ったりで半日以上の行程になりました。暮からずっと良い天気がつづいています。詳しくは本文案内にて。
 新年から心騒ぐ出来事がつづき穏やかなならざる心境ですが、日時はそれでも続き、日はまた昇ります。自分も老境にさしかかったこともあり、「メメント・モリ」なる心づもりで山歩きに勤しみ生活していきたい。


−1月2日 晴れ
 元旦早々、夕刻4時ころスマホからけたたましい警戒音が鳴り響いた。そして一分も経たないうちにすごい横揺れに襲われ、血の気が下がる衝撃を受けた。
 わたしの家は木造の古い家(築40年以上)で横ユレが2分ほど続いた。ちょうどパソコンで自分のHPの制作作業をしていたおりで、まず恐れたのは電気が止まること。そして家のこと、まわりは比較的新しい建物に囲まれています。スマホで地震警報の緊急通知を見て、電気がついているのを確かめ、すぐHPを開く。
 石川県能登半島付近が震源地とのことでしたが、尾張でも震度4とはすごい地震エネルギーと今更ながら震えた。日本海に面する海岸は津波に襲われる程度が太平洋側と比べて低いとおぼえていたのですぐ津波の警報に目をやった。最高でも1m未満との警報で、それは台風時の高波ほどの高さゆえ少し落ち着いた。ここ1週間は地震の余波がつづくでしょう。
 なんか今年は大きな波乱が起きるやかもしれないと心臓が騒いでいます。


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