- 神石山東尾根から赤岩自然歩道をゆく -
赤岩尾根分岐に出て陽の傾きを覚え、後は下るだけで自然足は早くなる。林道をまたぎ鉄塔が立つ見晴らし場で歩いてきた道のりを確かめる。休む間もなくラストのピークで赤岩寺への遊歩道を左に見送り尾根最後の尻尾まで歩こう。案外な歩きででした。里の入山口に豊橋自然歩道案内板が立つ。長い山旅を終え、夕日に染まった山稜に見送られ豊橋路面電車駅「赤岩口」へ急ぐ。街はすっかり宵に包まれていた。 歩行距離15km、7hのロングハイクでした。
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| 一等三角点が鎮座する山頂は今日もにぎやかでした。快晴、眼前の浜名湖とひねもす穏やかな春の海、太平洋を背景に浜松の都市が積み木のように見える。富士の峯と対峙している一際高い超高層ビルは浜松駅前の地上45階アクトタワー。 北上する前に西テラスと称する展望場があると仄聞し普門寺峠手前から右の樹林へはいる。案内なし。細道をゆくと左に木々の切れ目を見つかきわけるとまさにテラスと言わんばかりな岩場に出た。三河本宮山を望む。午後をとっくに過ぎ本道に戻る。 伐採場を通り雨やどり岩で岩上から神石山、舟形山、座談山を遠望し中尾尾根との分岐を右にし上がったり下ったり、多米峠手前で赤岩尾根を眺める。まだ距離はある。多米峠で時間を考えここで下るか予定通り進むかちょっと躊躇するが、赤岩自然歩道は比較的新しいゆえ道は極めて明瞭なことは知っている。伐採跡で今日三度目の富士を眺めるが足は休まない。
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