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大垣駅から養老鉄道に乗換えるやプラットホームは登山者でいっぱいだった。池田山登山だと知れたけれど大半の登山者は池野駅でなく次の美濃本郷駅で降りた。大津屋公園でで催しがあるだろうか。終点の揖斐駅まで登山姿は我のみ。 町営バスで揖斐川町役場で下車し、谷汲山か横蔵寺への参詣客らと別れ、なだらかな城台山と後ろに控えた城ヶ峰への登山口、三輪神社へと歩きはじめる。その城ヶ峰、東ノ山、西ノ山と三つの三角点を縦走し、揖斐川町と谷汲村を結ぶ県道267号線・仁坂坂峠(坂の字がふたつ付く)まで歩きます。 揖斐小学校を右に境内に入りさっそく模造丸太階段を上がり息も弾む。山上の播隆院一心寺、槍ヶ岳開山で知られる播隆上人の開基の寺、入口に揖斐川町三輪の歌人・今西久穂の句碑が建てられている。「鰻食い/帰らんわれに聞けよとぞ/播隆山の梵鐘は鳴る」 左手から遊歩道は尾根伝いにアカマツの林を進み途中、白山神社により城台山・揖斐城址に上がる。本丸・二の丸・出丸等々とつづき約二百年の歴史があり美濃の山城としては大きいほうとのこと。湖北の小谷城址を小さくした感じで城好きな好事家にはお薦めな城址です。眼下は揖斐川支流の町と志津権現山が見えます。 城奥の搦手を下り右大広寺、左歴史民俗資料館から上がる十字路を越え、NTT反射板をすぎ林も明るくなりにつれ高度感を感じさせる城ヶ峰に登り着く。正午をすぎていた。二等三角点を中央に平地からは春がすみなうえまばらな立ち木に阻まれスッキリした展望に恵まれず、それでも貝月山、飯盛山、北の妙法ヶ岳を望む。ここまでなら積雪期でも楽しめそうです。
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