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一昨年同じ時期に訪れた宮路山から五井山、そして無線塔が建つ遠望峰山の遥か遠くに南アルプスの先鋒が幾つか望め、むろん御嶽山の銀嶺も陽光に輝いていた。まさに僥倖だ。 三ヶ根観音へは車道を通らず地道を進み、また車道に上がったところから階段が下りています。右の車ガードの切れ目に大沢からの参道が上がっています。ここ三ヶ根観音には前の大戦にゆかりある鎮魂碑や墓標が数多く建てられている。少し車道を歩き以前あった回転展望台の後地まで来ると眼下に広がる三河湾が一望できます。三ヶ根山の最高地は無線塔が建つ高台です。名鉄西幡豆駅へのハイク道が車道とわかれていますが高台へはその分かれしなから登ります。鉄骨の階段が目印。この高台からだと陽に反射する伊勢湾をも遠望できますし、また風も避けることができ恰好な休憩地でした。 帰りは三ヶ根観音までもどり、忘れていたお参りをすませ(お賽銭を投げ)大沢参道へ下ります。わずかな石畳をすぎると二手に道が分かれています。左の谷沿いの道をとります。(右は一ノ瀬から三ケ根駅へ)こちらは幸田町が整備したハイク道です。小さな谷川の水音に急かされるように急坂をずんずんと下り木橋を渡れば深溝の田に出ます。「幸田町・三ヶ根山ハイキングコース」の立派な道標がありました。 こちらから眺める三ヶ根山は南から眺める喧騒の山と違い山里の風景に溶け込んだお山と見てとれた。そんな面持ちに浸りつつ寒い午後のなか駅まで急いだ。
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