西高森山 -春日井市北東丘陵地、みろくの森そして池周辺を散策-

mirokuyama築水池休憩舎からのぞむ弥勒山(左)-山頂東屋もみえるー

   みろくの森周辺イラストmap
春日井の東部に設けられた生活環境保全林(288ha)の県境には東海自然歩道が通り、標高400mクラスの大谷山や弥勒山らがならび季節を問わず登山者やハイカーらの姿を見る。弥勒山の山頂休憩舎はいつでも人の声が聞こえる。そんなにぎわいさとは裏腹に西の築水池から西高森山あたりはその標高の低さもあってかぐーんと歩く人もまばらだ。
歩道も樹林のなかを歩く一部をのぞいて砂利道の林道や、池周辺をめぐる遊歩道といった整備のされようです。東が山林の植生環境の地ならば、西は池周辺の小さな湿地の植生を観察するフィールドであろうか。
みろくの森西口へは、19号線坂下町春日井市民球場から入ります。
グランド駐車場に車を止め、鉄のゲート脇をすりぬけ、林道を歩く。
高台まで上がれば東に緑濃い弥勒山や大谷山が望まれます。この幅広い砂利道は築水池へとつづき、池左岸をまわって都市緑化植物園へ下りる遊歩道とつながっています。西高森山へは道標にしたがって雑木林へ入る。
送電線鉄塔へ上がれば直ぐ山頂です。西が開けた地に建つ休憩舎からは濃尾平野がすっかり見てとれます。光っているのは伊勢湾だろうか。
なまずが寝そべっているような養老山脈から雪に包まれた伊吹山までほどよい展望が得られる。
休憩舎におかれた記録帳を手にとると、この山へ一千回の登山をもくろんでいられる地元のかたの走り書きが目に付いた。現在まで、135回とのこと。
山頂からしばらく尾根道をゆく。そして蛇行するように雑木林へ下り、ちいさな湿地を抜け、先ほどの林道へと上がります。築水池は目の前です。
池べりに建つ休憩舎で一休み。ここからながめる弥勒山は美しい。低山にもかかわらずゆるく裾野がひろがっている。ここで道は池の左岸、右岸へと分れている。右岸、池の奥をめぐる道をとる。
点在する湿地保護のため柵や木橋が架けられている。湿地というよりも湿地跡といった感じだが。
「植物園まで500m」との分岐から再び道は上り調子になり、林道に出る。
右に行けば県道を越え弥勒山へ登る。みろくの森西口への帰路、大きく北が開けた地に出た。
残念ながら雲がかかって山容をみてとることができなかったが、もしかして御嶽が雲に隠れていたかもしれない。


< コ−スタイム >
shoes市民球場駐車場→(20分)西高森山頂→(25分)築水池→(30分)林道出合い→(30分)市民球場駐車場
みろくの森西口
市民球場裏の「みろくの森」入り口(on mouse で道標)

山頂
休憩舎が立つ西高森山(215m)
カメラ←クリック
西高森山から、養老山脈、伊吹山をみる。

map
本堂ヶ峰・天川山イラストmap

tenkawa.jpg
左-天川山山頂(279m) 右-鞍部への急坂、右に見えるのが県有林の柵
本堂ヶ峰の森の写真は「尾張三山がけ」をみてください
< コ−スタイム >
shoes尾張白山峠駐車→(15分)本堂ヶ峰→(10分)天川山→(20分)尾張白山峠駐車
帰りに本堂ヶ峰へ寄った。
正月に「三山がけ」の途中、尾張白山の峠から整備中であった森にはいり間伐された山頂を訪れた時、さらに道が続いていたのでその道をたどることにした。東屋から道は下り真新しい県有林の柵に当たる。
急坂を下ったところで伐採作業している現場に出合った。木片を粉微塵にしていた。柵にそって踏み跡は見上げんばかりの坂についていた。登りきったところで柵の下をくぐり倒木を越えて進むと、木札が下がった地に着いた。「小牧最高峰・天川山279m」と読めれた。伊勢湾や御嶽も遠望できると記されていたが、それは昔のはなし。すっかり立木にはばまれてしまっていた。さらに踏み跡は県有林の柵にそい続いていた。鞍部からは踏み跡は二手に分かれていたが、高みにあがるそれもあった。ここまでとし、道を戻った。
本堂ヶ峰の東屋で冬の日だまりのなかお湯を沸かし、午後の珈琲タイムとし登山を終えた。

260KB- 1, 22/2005

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