苗木・浅間山(550m) - 幕末までつづいた中津川、苗木藩の里山 -

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-浅間山(550m)、背は高峰山-

1苗木バス停にて
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-笠置山から二ツ森山-

2花崗岩質の砂地

< 交通アクセス > 運 賃
電車(往)岩倉駅 →JR名古屋乗換→ 中津川駅1670円
(往)北恵那交通・中津川駅 → 苗木390円

  <コ−スタイム > 歩行時間:3時間
shose「苗木」バス停→(15分)入山車路→(15分)入山口取付き→(35分)山頂下森→(20分)山頂(550m)
下山→(50分)車路→(45分)「苗木」バス停

 浅間山と云う山は全国にあります。大抵は山麓や山頂に神社があります。信仰の山なのでしょう。中津川の苗木にも浅間山があり、明治四年まで山城があった苗木藩としても知られています。
 中津川駅から北恵那交通バスに乗り、五つ目の苗木で下車。浅間山は秀麗な高峰山の前に小さく盛り上がった小山といった感じです。苗木城へ向かう観光客と分かれ北の車路を上がりT字路を左へ、次いで「不老桜の里」への狭い舗装路へ入る。(※この不老桜はこの地に来るまで知らなかった)その不老桜への道と分かれ直進する。地形図に記載された入山口を通り過ぎてしまい、戻りながら道を探す。
 「苗木財産区」と記された木柱の茂みにそれらしき切り開きを見つけ、踏み入れてみるとたしかに密やかなな踏み跡を見つける。テープも下がっていた。このテープは山頂まで随所に見られます。
 二つ目の小さな流れを渡り岩上に立つ。緑の木々のなかしばらくむき出しの花崗岩の岩盤を登ってゆく。風化でもろく滑り易い。平らな盤上を見つけ振り返ると、稜線が綺麗な笠置山から双子峰の二ツ森山が蒼い空に緑濃くたたずんでいる。さらに岩を上がり切ると森に出てきつい尾根を一途に登る。山頂手前の切り開きから西眼下に高峰湖が望める。上がりきった処に三等三角点が埋められていた。腰をおろして息を整える。先の展望地がいいでしょう。午後からもうひと山予定してるので早々に下山する。
 北へ通ずる尾根にも踏み跡が続く。次の頂きから尾根が分かれています。どちらにも踏み跡がありますが左へ下る。慎重に道を拾う。

- 苗木バス停から浅間山 - 

yubi午後から、城山(苗木城)へつづきます。
 ずんずん細い尾根を下ると白い砂地に出た。道はなおもつづいていますが、車路から離れていくばかりなので少し戻り小尾根を下る。朽ちかけたテープが下がっていた。木々のなか立ち木につかまりながら急坂を下るがすぐ道を失う。
 あと少しなのでそのまま下る。笹と下枝を振り分けぬかるみを越えると「苗木財産区」の木柱を見る。車路に出て安堵する。
 戻る途中に「不老桜へ2分」の看板を見るが引き返す気力も失せる。このあたり巨石群のなか遊歩道もある。入山口で畑仕事されていた古老から話しかけられ、昔、山麓に鳥居があったらしいことと、この山を、せんげやまと呼んでると教えていただいた。
 里山には違いないがちょっとタフな山往きでした。

- 5月22日/ 2019年
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