観音岳
(605.5m) -
伊勢松阪の古刹から"鈴の音アルプス"をバスに揺ら日帰りでゆく
-
- 浄眼寺・白米城址から観音岳まで -
別称"鈴の音アルプス"
- 晩秋から初冬こそ訪れたいものです -
観音岳山頂
< 交通アクセス >
(往復)名鉄岩倉 → 名古屋 → (120分)近鉄松阪
1890円
(往)松阪駅AM9:03(
始発
) → (37分)岩倉口
(帰)国分寺前PM16:51(
最終
) → (27分)松阪駅
630円
410円
<コ−スタイム >
歩行時間:5時間10分
岩倉口
バス停
→(15分)浄眼寺→(50分)枡形山(312.3m・白米城址)→(45分)鉢ヶ峰(420m)→(60分)堀場山(444m)→(25分)白川富士鞍部→(30分)観音岳(605.5m)→(55分)森林公園県道登山口→(3.2km 35分)国分寺前
バス停
1.阿坂城が白米城と言われた由来は、応永22年(1415)籠城する北畠氏が、馬の背に白米を流して水があるように見せたことから。織田信長により廃城。
2.伊勢三山のひとつ、
堀坂山登山はこちらから
。
伊勢松阪西に屏風のように広がる山稜に全長121町、13,207mの古道がつづいていることを昨年の初夏に登った伊勢三山のひとつ堀坂山登山道で知り、それが
鈴の音アルプス
と呼ばれ関西登山者の人気の縦走路でもあるとも。北の浄眼寺から桝形山、観音岳、森林公園へ下山ならバス登山も可能。
北出発地である大阿坂町の浄眼寺は北畠氏の菩提寺であり後方の
桝形山
に阿坂城(白米城)があった。山頂へは三つのハイク道が整備され松阪市民のふるさとの里山として通年登られている。賑わいをみせる浄眼寺駐車場から林のなかの遊歩道を上がりゆく。嬉野薬王寺コースと合流し2km余りで広い城址に着く。
城の歴史と白米城の謂れが刻まれた大きな石板が立つ山頂からは伊勢の海から室生の山々へと全方位に開けすこぶる展望が良い。なるほど幾度も訪れたい好山です。山桜が咲き彼方にはこれからゆく観音岳や後ろの堀坂山をながめ得るがそうもゆっくりしておれない。三々五々のハイカーを後に古道を進む。
町ごとの木板が地に刺され植林の山ともあって尾根を間違えないようこの先随所に赤テープが巻かれていた。
31
町(
3,379m
)を過ぎ小阿坂からあがる林道の鞍部からきつい尾根登りがつづき気が緩まぬ。ロープも幾ヶ所垂れていた。
風と陽がもれる
鉢ヶ峰
で一息いれましょう。小さな峰を数度登り返し間伐されたなかを歩み、堀場山と記された木板を見るが植林の山を示す言われでしょうか。
- 浄眼寺から鈴の音アルプスをゆく -
あまり歩かれてない様子でした。愛宕山へ歩いたほうが良かったのではといささか後悔する。
小滝・大滝
への道では小滝を望み大滝へ寄らず岩混じりの歩きづらい遊歩道を駆け下り県道へ降りた。すでに四時をまわり
森林公園
からの帰り車が走る中を早足でバス停へ向かう。国分寺前バス停には予定より三十分遅れたがそれでも寺社内の洗い場で汗を拭うことができ、歩いてきた山稜が西日に照らされてゆくさまを望み、山旅の余情を味わうことができた。
つぎの鞍部は東の岩内町の瑞巌寺からの道です。道標有り。
観音岳
がやっと見えます。ここから日川富士へは往復
15
分かかる。時刻は二時を過ぎ、観音岳へは三時までに着かなければならないゆえ日川富士へは断念し、ラストの登りにかかる。歩き始めてすでに四時間をすぎ次第に足運びが緩慢になる。
観音岳北峰から堀坂山の頭がのぞき下山にとる愛宕山との分岐にはアセビがいっぱい咲いていた。痩せ尾根をわたり山頂に着く。狭い山頂から堀坂山が目の前に迫り紅葉の時期なればゆくりと時間を取りたいものです。堀坂峠(与原峠)から上がってきた登山者と入れ替わりに山頂を後にする。
分岐から森林公園への下山道をとるがもう時間の余裕がないゆえ予定していた愛宕山経由をやめ、
創造の森
へいっきに下ることに。これが予想に反し落ち葉で滑りやすい崖道やロープ伝いに岩道を、そして味気ない丸太階段を降りる。
阿坂城址から展望は「御岳パノラマ」
- 4月13日/ 2024年
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