kaede和良の蛇穴- 2008 /11/1 7-
蛇穴
和良の蛇穴

鹿倉白山神社
狛犬二匹が鎮座する、鹿倉白山神社
●蛇穴の水 岐阜県名水五十選(昭和六十年)
●蛇穴は、八幡町堀越峠からつづく石灰岩地帯にある鍾乳洞の東端の洞窟である。古くから大蛇がすみ、つねに豊かな水をこんこんと湧かせ、村に恵みを与えつづけてきた。
●伝説 
昔、村びとが祝儀や法事の時に膳やお椀が足らないときに、その旨を書いた札を穴の前においてお願いすると、つぎの朝にはそこに膳やお椀がそろえてありました。
或る年、ほかの村で鼓(つづみ)が欲しいことがあり、「鼓を五つ貸してください。」とお願いしたところ、さっそく貸してもらえました。村人はその鼓があまり珍しいので、一つ隠し四つだけ返しました。すると、その夏酷い干ばつで、田はひび割れ、畑の作物は枯れてしまいました。
村びとは雨乞いをしたところ、一天かき曇り烈しい雷雨と落雷にみまわされました。そして、穴から恐ろしげな大蛇が踊りだし、黒雲とともに天に昇っていった。
それからは、お願いしても何も貸してもらえませんでした。

            ※以上、郡上市和良町の案内板を写しました。

似た伝承はわがまち、岩倉にもありました。(^^;「お膳が出たおはなし」

短編おいしい水」 ショート・ショートを書きました・・・- 2008 /7/1 -

yama五月の連休を利用して残雪豊な白山へ登った。飛騨側から登り同じ道で下山した。悪天候のため一日山頂下の室堂でひながすごしたため予定より一日遅れだったが、翌日はすこぶる良天気に恵まれ麓まで無事に降りてこれた。・・・・続く(←クリック)

COLUMNS2007、一年を振り返って・・・一登山者の思い- 2008 /5/3 -

一年の半分以上、山旅を鉄道、バスで行こうと決めてから一年過ぎました。
昨年を振り返ると、一月の尾張二山から暮れの大湫稲荷山・水晶山までおよそ40山のうち11山がマイカーでの登山でしたからなんとか及第点をいただける成果でした。特に後半は何がなんでも電車でとばかり時刻表をにらむのが常になったのには自分自身驚くばかりです。
おのれだけそんな山歩きをしたとしても山の環境に何の影響も及ぼさないと考えていましたが、いえいえ世の中にはわたし以上に山への優しい歩きを実践していられる岳人を知り今さらながら恥じ入っています。
自然への環境汚染が叫ばれてから半世紀以上たちますが、山歩きするものにとってここ数年いろいろな場で山の汚染の報告を聞き耳が痛いことです。多くの登山者が大挙し有名な山へ出かけるにつれ山道が歩道化され、営業小屋でのマナー不足が新聞種にあがり、往年の岳人の眉を顰めさせています。昔とちがい休暇や余暇のすごしかたが多様化してきたゆえいちがいに今の登山者を責めることはできません。かって山男が占有してきた山が広く一般に開放されたことは喜ばしいことです。多くの登山者が入山するのも世の流れです。
ただそのアプローチのしかたが大きく変わったことです。それにつれて山側が、これは自然ではなく山にかかわる営業サイドのことですが、入山者の便宜に余りにも努めすぎたきらいがあります。山小屋経営者や山に携わる観光業者にとって入山者の増大は喜ばしいことですが、どうやらそれが今度は自然遺産に悪い影響を及ぼし始めました。多くのマイカー入山者をあてこんだ林道整備や駐車場の設置がさらに自然の首を絞める結果になっていると考えるのは杞憂だろうか。
環境に優しい」というキーワードが人間世界にのみ言及され自然への接し方が忘れられているのではないでしょうか。
山のガイド本やHPの紹介記事に、「ここまで車は入れます。」とか、林道奥深く車を突っ込んだ写真を自慢げに掲載しているの見ると、どこか間違っていませんか、森の奥深く土足ではいるのがそれほどうれしいのですか、と茶々のひとつも吐きたくなります。
マイカー登山すべてを悪いと考えているのではなく、車を乗り捨てる場所をもっと手前にすべきだといいたいのです。麓で車から降り、登山口まで歩くのが自然(=山)にたいして最小の思いやりではないかと。少なくとも自然に思いをはせるものにはそれだけの覚悟が必要だと考えます。
自然はいいなあ、山はいつ来ても心和むと思うとき、ふとおのれの山へのアプローチがどれだけ自然に害を及ぼしているかに気を配る、すべての自然愛好者、特に登山者にとってそんな時になったと考えます。
ゴールデンウィーク中の自宅にて、曇り空をにらみながら

COLUMNS鳩吹山のカタクリ- 2008 /3/26 -

鳩吹山北斜面のカタクリ群生地です。平日にもかかわらず大勢の観察客が押しよせていました。緑服の監視員も目を光らせて注視しています。雑文は省き、拙い写真をご覧ください。スライドもあります。

鳩吹山北斜面
鳩吹山北斜面
群生地1
カタクリ群生地
群生地2
カタクリ群生地

鳩吹山カタクリ群生地のスライドは、こちらをご覧ください。

yubi山のコラム目次です。
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