|
北山湿地へは名鉄名電山中駅から歩きます。湿地のある池金町内へは地方道五キロ余りの距離です。詳細な道路地図をみると湿地東のいもじ池へ通ずる山道が記載されています。それでも湿地まで四キロはあるでしょう。その道を辿ってみることにします。 駅から県道を北上し池上橋を渡り次の交差点を右折します。東名高速をくぐり貯水池右脇に沿う柵路の坂を上がり、行止り手前の山へ入る小径に入ります。蜘蛛の巣が幾筋も道を阻んでいます。微かな山道を上がると道は二手にかすかに分かれています。その傍らに「いもじ池」との朽ち架けた白い表示板が挿してありました。(この古い案内板が無かったなら戻ったでしょう、きっと ) 左の湿った窪地にそって小さな尾根を上る。倒木やうるさい下草を払いながらコンパス頼りに北上すると、だんだん上が明るくなるや鞍部を越えたあたりからササ道があらわれしっかりした地道に出ます。通せんぼされた雑木を避けるといもじ池が見えます。 北山湿地入口に説明板が立ち持参自由な案内マップを片手に、夏ならトンボが舞うやなが沢池のベンチでマップに目をとおしお昼にします。見学道にかかる木道に導かれ分岐で左回りに湿地群を見学する。今の時期はミズギクと黄色いスイランが咲乱していました。 A湿地をすぎ最高所の折返しから尾根道となるが一部巡視路と重なっています。巡視路の鉄塔が立つ草地から東の三河本宮山方面の展望が開けています。ハイキングならここで憩うのもいいでしょう。
|