岡崎・北山湿地 - 秋なかば、岡崎市の山麓に小さく散らばる湿地をたずねて -

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入口のやなが沢池

1北山湿地
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尾根の谷間の湿地

2北山湿地
< 交通アクセス >
電車<往復>名鉄岩倉駅←→ 名電山中駅 片道乗車券:1040円
<コ−スタイム > 歩行時間:4時間30分
shose名鉄名電山中駅→(30分)貯水池→(40分)北山湿地入口→(90分)湿地見学後、最高所(190m)→(20分)湿地入口→(1時間30分)県道まわり名鉄名電山中駅(6km)

<北山湿地とは>
『北山湿地は岡崎市池金町内の標高170m~190mの尾根の谷間にあります。低い山ひだの間々からいく筋もの少流がが各所で停滞するため10数個の湿地が成立しています。』
岡崎市自然環境保護区の湿地案内パンフレットより
walk入口から数ヵ所の湿地を廻り最高所の鉄塔から尾根を下り帰ってくるルートは約2.87キロ。湿地AとCにはひと回りできる柵道が設けられ、春・夏・秋に折々の植物が迎えてくれます。
 北山湿地へは名鉄名電山中駅から歩きます。湿地のある池金町内へは地方道五キロ余りの距離です。詳細な道路地図をみると湿地東のいもじ池へ通ずる山道が記載されています。それでも湿地まで四キロはあるでしょう。その道を辿ってみることにします。
 駅から県道を北上し池上橋を渡り次の交差点を右折します。東名高速をくぐり貯水池右脇に沿う柵路の坂を上がり、行止り手前の山へ入る小径に入ります。蜘蛛の巣が幾筋も道を阻んでいます。微かな山道を上がると道は二手にかすかに分かれています。その傍らに「いもじ池」との朽ち架けた白い表示板が挿してありました。(この古い案内板が無かったなら戻ったでしょう、きっと
 左の湿った窪地にそって小さな尾根を上る。倒木やうるさい下草を払いながらコンパス頼りに北上すると、だんだん上が明るくなるや鞍部を越えたあたりからササ道があらわれしっかりした地道に出ます。通せんぼされた雑木を避けるといもじ池が見えます。
 北山湿地入口に説明板が立ち持参自由な案内マップを片手に、夏ならトンボが舞うやなが沢池のベンチでマップに目をとおしお昼にします。見学道にかかる木道に導かれ分岐で左回りに湿地群を見学する。今の時期はミズギクと黄色いスイランが咲乱していました。
 A湿地をすぎ最高所の折返しから尾根道となるが一部巡視路と重なっています。巡視路の鉄塔が立つ草地から東の三河本宮山方面の展望が開けています。ハイキングならここで憩うのもいいでしょう。

貯水池から北山湿地へ、湿地群と鉄塔展望所
 帰りは間伐された雑木の平坦な尾根をすすみもう一度大きくUターンして下ればオオミズゴケが生えた濃緑色の湿地帯をすぎ分技に戻る。途中、A湿地へじかに下れる道もあり、湿地見学がメインならこちらを。標識あり。
 パンフレットによれば、春にはナンカイイワカガミが見られ、里に春を知らせるギフチョウも飛来するとのこと。ぜひ来春には訪れよう。
 帰りは貯水池へは戻らず、県道を大回りします。
 池金町内をまわり駅への車道歩きはとてもとても疲れ、いくら自然派志向でもお勧めできない。(苦笑)



- 10月8日/2017年
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