勘八山・鷹見岩 - 山らしからぬ山とはかない城跡を望む岩 -

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- 東海自然歩道の休憩所 -

1勘八旧牧場
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- 遠くに展望塔が立つ炮烙山、眼下に鷹見城址 -

2鷹見岩


電車
< 交通アクセス >
(往・復)岩倉駅 ← 赤池 →(75分)豊田市駅
運賃 
1050円
bus (往・復)豊田市駅 ←→(25分)勘八300円

  <コ−スタイム > 歩行時間:3時間30分
shoseバス停「勘八」→(15分)東海自然歩道口→(20分)勘八山(標高166m)→(10分)牧場→(20分)東海自然歩道・「鷹見岩」分技→(20分)鷹見岩(200m)→(30分)上鷹見小学校→(2.5km・35分)バス停「勘八」

 この日、豊田市駅前は人で大賑わい。香嵐渓紅葉にはまだ早いと思いきやトヨタスタジアムでサッカーの試合があると。
 おいでんバス・小渡行に乗り奥矢作川端の勘八で下車。東海自然歩道はこの先の鏡平橋から上がっています。

 一の瀬川沿いを東へ、勘八天満宮をまわり上がってゆくと東海自然歩道の看板を山側にみる。下草が茂った道ですが畑がみえ簡易舗装道に出る。道は勘八牧場へ上がってゆきますが、その前に山頂とおぼしき高みへよる。柵切れから入り(勘八山への標識あり)数分で着くが樹木にさえぎられ展望なし。戻って牧場へ上がる。
 ちょっとした広場で年に二度開花するシキザクラが植えられ今がちょうど見頃でした。猿投山方面が見れますが期待していたほどではない。桜並木のわきにベンチがありランチに陽だまりに浴することができた。東海自然歩道はこの先、千鳥寺をへて足助に続きます。わき道の上高町の鷹見岩を訪れることにした。
 右記の分技に「鷹見岩へ」の看板を見る。その先にもう一度「上高」と「牧場」との角口で上鷹見小学校が立てた大きな看板を確かめ自然歩道と分かれ右折する。坂を上がり鉄塔をくぐり下ると広い道に出てしまった。少し道を戻り足元を見やると「祈りの道」と書かれた看板が倒れているのを見過ごしていた。(※参照)
 細道をたどってゆくと鞍部に上がりこのあたりが山頂とみて雑木を廻ると、祠の基石のみが残され「お州原様」との銘板が落葉に埋もれていた。鞍部から南下すると雑木が切れた岩の高みに出た。

- 東海自然歩道・勘八山から鷹見岩へ - (※ラストに地図と一部GPS軌跡あり)
メモ1.勘八山の由来は、江戸初期、この山に住んでいた岩崎太郎勘八という盗賊を、村民が総出で捕らまえたご褒美としてもらったことから、勘八山と改め伝えられたとある。 -『愛知県地名辞典』より-
2.鷹見城とは、南北朝期の1360年頃に築城され、城主鷹見氏が治めていた。1560年、今川義元の命を受けた松平元康(後の徳川家康)に攻められ、あっけなく落城してしまった。そんなことよりこの城を、「朝飯前城」とよんでいたそうです。 -鷹見岩解説看板より-
 ここが遠見岩でその下に近見岩があり、二つ合わせて鷹見岩と呼ぶらしい。もうひとつ後方に巨石が。岩上から眼下に鷹見城趾が見えその城の解説文が書かれた看板が立っています。(※参照)南に山頂に高い塔が立つ炮烙山がもっこりと姿を現しています。西に目をやると豊田市街が午後の光に照らされていた。
 下山は上鷹見小学校へ降ります。急傾斜な落葉が埋まった坂道にはロープが張られ小尾根伝いに下りますがわかりにくい道です。巨岩があちこちに現われ少しですが紅葉も愛でれた。神社の屋根を見て砂地を滑って道に降りた。八幡宮下が小学校です。
 バス停へと帰りますが、勘八山の山容は結局解からずじまいでした。帰りのバスは香嵐渓への行楽帰りの車とかちあい二十分遅れで豊田市駅に着いた。バス運転手がしきりにわびていた。

- 11月9日/ 2019年
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