井山から天狗棚 - 愛知の屋根の天然樹林帯をめぐるオリエンテーリングコース -

Highslide JS
広々した山頂

1井山(1,195m)
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愛知の屋根、天然林

2天狗棚(1,240m)

< 交通アクセス >
car自宅から岩村経由、名古屋市稲武野外教育センターまで走行距離 110q、2時間20分

<コ−スタイム > 歩行時間:3時間40分
shose駐車登山口→(50分)面ノ木園地→(20分)井山(1,195m)→(15分)面ノ木園地→(20分)天狗棚展望台→(25分)天狗棚(1,240m)→(35分)1200高地・三角点(1,229m)→(40分)林道→(15分)駐車地


<備 考 >
 名古屋市稲武野外教育センターに駐車すれば、A・OLコースを一周りできます。今日は大型バスが二台、入口前に停まり野外活動の中学生らで賑わってたので停まりそこねてしまいましたが。
 春の新緑をもとめて奥三河の井山・天狗棚を歩きます。
 稲武から天狗棚・面ノ木園地へあがる道途中に名古屋市稲武野外教育センターがあり、少し先のヘアピンカーブの除雪貯置場に駐車。

 センターから車道沿いにあがるオリエンテーリング道がコース標識が立つ谷川沿いの道へと変わります。(AOLコース)気持ちのよい緩やかな木道を谷川の瀬音と春鳥をお供に登ってゆきます。ハンノキやミズナラの明るい林をとおり抜け面ノ木峠に上り、右の井山への車道をゆく。この道は現在一般車両通行禁止ですが有名無実となっています。背に天狗棚の山なみを見つつ額に汗がにじむころ風量発電塔が頭上に現れ、プロペラの回転する音がビュンビュンと響いてきます。
一千bを越える山頂まで上がればまわり遮るものがないゆえ素晴らしい展望が得られます。この時期は春霞みと黄砂ゆえ遥か遠い山々は見え難いが、それでも愛知の屋根周辺の峰々を視差できよう。山頂から教育センターへ下る展望コースもある。(道標有り)
 面ノ木峠へもどり天狗棚・1200高地へむかう。園地から天然樹林帯にはいる。稜線にあがる半ばの分岐から右の展望台へと進む。『国常立尊』と彫られた御影石碑下の展望台より東から南のパノラマは津具の村をとりまく箱庭を呈している。天狗棚の稜線の天然林は標高からいえばアルプスのそれと比べうるほど見事です。最高所は頭が開けた平地で名称板のほか何もありません。愛知の奥座敷に佇む気分です。
 さらに大きく下った先に高地を樹林越しにのぞく。鞍部より水平な林なかをずんずん進んでゆき、バイケイソウが生える木橋を渡ったさきにOLコース標識を見い、道は急角度に西へ折れ下る。


井山と天狗棚、天然樹林帯を歩いて

kutu2003年春 天狗棚周遊と1200高地(天狗の奥山)からの展望
あれ、1200高地へあがる道を見過ごしたのか。後戻りしひとつ前の標識まえであたりを見まわすとちょっと埋もれ気味にかの道を見つける。OLコース道があまりにはっきり過ぎて高地を承知していない向きにはゆき過ぎてしまいかねない。
 急坂な細道を登りきるとすっかり背の高い木々に囲まれた小さな空地に到達。三等三角点がある山頂からの見晴らしは望むべきもない。かって東の境界尾根を少し下り御嶽や南アルプスが望遠できましたが、この時期では無理でしょう。
 コースにもどり西の尾根を下る。一度林道に下りてさらにコース道へ。次の林道から駐車した車道へ。なおセンターへとOLコース道はつづいています。晩春、暖かい日差しを浴び青々とした天然林を巡りまわった一日でした。


- 5月8日/2017年
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