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東海環状道・豊田松平ICで降り国道301を東へ走る。松平氏発祥の地、松平郷をすぎさらに東へ。県道473へ右折し岡崎市切山町にはいる。切山横手辻のバス停まえから石造りの灯籠が立つ山道に進む。一キロ余りで二度目の広い分岐に出ます。傍らに車を停め足拵えを整え簡易舗装道を南下します。 これから訪れるお山はほとんど喧伝されていないローカルな西三河の山、祠が鎮座する山頂へ参道ハイクとシャレましょう。 明るい山林地のなか舗装道を蛇行しつつ上がってゆくと大きなSUS製のタンク「切山配水池」を見ます。傍らに鉢巻山入口と大きく墨書きされた木板が迎えてくれました。丸太の階段を上がり、すぎやヒノキの雑木林のなか穏やかに進む。春爛漫を抱かせる雰囲気です。林が少し切れかかったところから木々越しに北の展望が開けます。焙烙山や十明山でしょうか、猿投山や三国山もなんとなく見えます。目を凝らすと銀嶺の白山が浮かび、さらに右を注視すると御嶽がくっきりと確認できました。微かな希望を抱いて訪れましたが僥倖の一語でした。 鞍部になったあたりは刈り込みがなされているようで左からいい道があわせていた。お参りの焚火の跡もみえ、ほんのひと上がりで低木で囲われた山頂に着く。
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