城ヶ峰から御望山 -岐阜市内北にたちならぶ里山を歩いてはしご登山-

御望山
城ヶ峰鉄塔から、奥が御望山(226m)、手前は「石谷」
(マウスを置いて)圓成寺ため池からの城ヶ峰(288m)
< 交通アクセス >
densha<往復>名鉄岩倉駅 →名鉄岐阜駅  運賃:650円
バス<往>岐阜駅C番バス停 →常国寺前 運賃:500円
<返>犬塚 →名鉄岐阜駅前 運賃:520円
<コ−スタイム > 歩行時間:4時間35分
shoes常国寺前→(30分)鉄塔→(25分)城ヶ峰(288m)→(40分)石谷(254m)→(10分)岩場展望所→(25分)下山口→(60分)岐北中学前→(35分)御望山(226m)→(20分)西肩鉄塔→(15分)下山口→(15分)犬塚バス停

 岐阜市内のまだ登ってない里山、西隣りの本巣市に近い御望山(ごもやま)を訪れた。南麓の神明神社から道が上がっていると仄聞し、御望山の東の城ヶ峰もあわせて歩きます。城ヶ峰には以前に椿洞の清水団地からの送電線巡視路を利用し越えたが、取付きの道を探すのに手間取り、東肩の鉄塔から山頂への道が下草でわずらわしかったこともあり、頂上へは行かず終いでした。
 名鉄岐阜駅まえから上城田寺線バスに乗り常盤トンネルを出たバス停「常国寺前」で下車。寺前に巡視路の表示板が立っています。お寺奥の墓場右の雑木なかから道が上がっています。程よい斜度の道を登ってゆくと南西が開けてきます。午後から登る御望山のかなたに伊吹山が見えるのだが、今日は時おり風に運ばれた小雪が舞う空模様なので、乳白色の空にぼんやりと山影が映るのみ。
 稜線に上がり鉄塔から山頂へ、巡視路と分かれしっかりした稜線道が続いていたのには意外だった。西肩の三角点のある「石谷へ」との木札も小枝にくくりつけられていた。雑木のなか単調な歩きがつづき、あっけない間に山頂に到着。木漏れ日がもれる明るい小さな平地からは、残念ながらすっきりした展望はなし。コンクリート製の祠をやりすごしなおもはっきした道を西進する。
 大きく下った鞍部を登りかえしまた平坦な道をたどってゆく。見慣れたあの国土地理院の白い棒が立つ三角点の点名、「石谷」の平地に出る。ここで休憩をとりたいところだが、空模様があまり芳しくないこともあり早々に下山にうつる。南の尾根へ下る。茫洋とした尾根を忠実に下ってゆくと突然視界が大きく開けた。(左下画像)
Highslide JS
鉄塔と金華山

3稜線より
Highslide JS
鉄塔より北を望む、晴れていれば御嶽も・・

2稜線にあがって
Highslide JS
小石混じりの巡視路

1常国寺より
Highslide JS
茫洋とした尾根を下る

6南から西へ
Highslide JS
いしがい、と呼びます

5点名「石谷」
Highslide JS
明るい平地でした

4城ヶ峰山頂
Highslide JS
岐北中学隣の神明神社

9御望山の参道登山口
Highslide JS
「ごもやま」東山稜を

8御望山
Highslide JS
伊自良川沿いの車道へ

7降りたのは・・
Highslide JS
コンクリートの土台に気をつけて

12西端の鉄塔
Highslide JS
岐北中がかけた木札もありました

11山頂
Highslide JS
岩にのれば展望も

10急な坂道
 地形図に描かれた岩の崖からは、歩いてきた稜線が手に取るようにわかり、遠くには金華山周辺の山々が冬空に映えていた。尾根はここから西へ向きを変えている。降りた地点は赤茶けた肌を見せる道路端の擁壁の上だった。低山とはあなどれない里山でした。
 さてお隣の御望山へは伊自良川を渡り、県道76号通りの岐北中学まで、四キロ、町中を歩かなければならない。下山口から北へ歩き出し橋をわたる。橋の名称が、「いしがいばし」。「石谷」の呼び名をここで知る。御望山東山麓の小道沿いは柿園がつづく。とある巡視路の表示板を見つけるが私有地を入らなければならない。ここは遠慮し当初予定の神社まで歩こう。
 園内の農道を西へ、終点から溜池へ右折し圓成寺による。釣り人が日なが糸を垂れる溜池からながめる城ヶ峰に風情をおぼえるのは自然派山人ならではか。境内で遅い中食をとり道を戻り県道へむかう。
 バス停「岐北中前」の神社鳥居をくぐり参道奥の社右の階段をあがり金毘羅大権現さまへ。ここから落葉の路があがっている。登る人も多々あるのだろう、道はしっかりしている。ただ急な勾配と滑りやすい土のため息があがり、立ちどまって小枝をつかむことしかり。道をはばむ巨岩を抜け稜線にあがれば山頂も近い。四等三角点があるほか何もありません。木々の切れ間からわずかに方知山、瓢ヶ岳が見え隠れしていた。
 岐阜市北に独立して並ぶ里山をはしごし、満足し帰路につく。
 画像をクリックしてください。

岩場展望所
(←クリック)石谷直下の岩場より

清水団地よりの巡視路入山はこちら
<追 記>
時間もあり西への道をたどることに。潅木のなかを進み最初の鉄塔に出ると巡視路にぶつかる。次の鉄塔は土台がコンクリートで固められ下をのぞくのも恐い感じだ。道はUターンするように東へ戻り林の斜面に付けられていた。三っめの鉄塔から麓へ降ります。林から抜けたところは岐阜刑務所の高塀わきの小道でした。巡視路表示板も立っていた。バス停「犬塚」へはわずかな歩みです。

- 2, 13/2011年

home-01.gif
ホームに戻る
inserted by FC2 system