岩村・大名街道 - 殿様街道とも、旧中山道四ツ谷から牧場を越えて城下町岩村まで-

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つらい岩混じりの急坂を登り終えて

1マツ並木
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優しくも懐かしい原風景です

2根ノ上高札場

< 交通アクセス >
電車<往>
JR名古屋AM08:15 → 武並AM09:15

乗車券:1140円
電車<帰>
明知線岩村PM16:45→ 恵那PM17:12
JR恵那PM17:26 → 名古屋PM18:38

乗車券:480円
乗車券:1140円

<コ−スタイム > 歩行時間:5時間15分(17km)
shoseJR武並駅→(30分)四ツ谷→(20分)武並・美濃→(50分)武並神社→(15分)野井・夕立牧場登山口→(60分)お茶場→(30分)夕立山休憩所(約680m)→(30分)上平→(30分)根ノ上・高札場→(10分)希庵塚→(40分)明知線岩村駅


 江戸時代、恵那・岩村藩主が参勤交代の際に旧中山道・四ツ谷の部落へ出るため通ったといわれる大名街道は、今は東海自然歩道「牧場とアルプスがのぞめる」との文言で歩かれている。
 JR中央線武並駅から旧中山道四ツ谷へ向かう。19号線に出て名古屋方面へ、陸橋を渡りすぐ右折し坂道をあがる。T字路が中山道、高札場を探すがわからず、いい加減なところで武並へ戻ります。
 美濃のバス停を南へ入りお堂を抜け、野井へ山里の単調な田園歩きがつづく。槇ガ根よりの道と合わせ武並神社による。野井バス停近くの野井休憩所にて休憩す。厳しい山門が建つ威大禅寺を後に、恵那へ通じる県道を渡り、夕立牧場への登り口に出る。(案内板有)
 明るい雑木林を登り、大名街道の由縁を記した案内板を読み斜面を上ってゆくと小ケ沢池の土手に出る。池縁から岩がゴロゴロする急斜面の道となり息もはずむ。快い松並木を抜けると「お茶場」休憩所、以降平坦な丘陵地を厩舎もみえる牧場をのぞみながら進み、夕立山登り口でもある岐阜県畜産試験所を過ぎ夕立山休憩所にて昼食。鉄塔下から雄大な恵那山を望む。岩村駅まで5.5キロです。
 中電の寄贈による紅葉トンネルを下り、溜池あたりから岩村の町花であるヤマツツジをよく目にする。今では何の変哲もない夜泣き松を過ぎ、上平集落の広い車道を右折し、道標に導かれやや薄暗い谷間の林へ下る。小さな峠を越え山間の里に出ると、鎮守の森や区切られた水田や畑に日本の原風景を抱かせる。神明神社下に古い高札場が立てられ、正徳元年から元禄十六年の「禁制」「制令」「定」など掛かっていた。

旧中山道四ツ谷からのどかな田園と牧場を越えて岩村へ HD
 田園のなか村道を進むと二本の桜に覆われた石塚の希庵塚をみる。岩村城主遠山氏の菩提寺大円寺の高僧希庵禅師がこの下の橋で武田の刺客に殺され、寺は焼打ち、岩村城も陥落、遠山氏は滅亡したという悲劇。偲んで立てられた地蔵尊がある塚からは岩村城が見える。(地内由緒案内板は必読!)
 根ノ上集落から最後の山道を越えればもう岩村も近い。道端の道標下に可愛らしい道祖神がたたずみ、国道を渡り明知線沿いに進めば駅裏に出る。この先自然歩道は飯高観音をへて明智までつづくが二時間半かかるらしい。
 岩村城址から昭和の町並みを残す界隈を散策するには、恵那から野井までバスを利用するのが時間的には得策。今日は初夏を思わす暑さで町を散策する気も失せ、行楽帰りの客らとともに恵那駅まで明知線で早々に戻った。おしまい。

yubi2004年 野井から夕立山往復は、こちらからでどうぞ
- 4月22日/2018年
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