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設楽町の気になっていた仏庫裡と寒狭山を訪れます。ともに林業の山ですから道はあります。恵那より国道257号線を南進し城下町岩村、稲武をへて名倉川を右に左にみ東納庫(ひがしなぐら)から段戸湖へ通じる町道へ入る。立派な車道で「段戸(きららの森)へ」の大看板が建ててあります。ニキロ弱の勾配坂道を三叉路まで上がる。 「仏庫裡登山口」の名板をみ、右折しこれまたしつかりした舗装道をハンドルを右に左にきりながら上がってゆくと明るい伐採地に出てしまった。さらに道は伸びている。少し戻り山側に「われらの山・登山口」道標を見つけ、軽四しか停めれそうもない傍らに駐車し森へ入る。 低い笹道のなかを進むと見事に成長した明るい緑の樹林を見る。森の妖精でも出会えそうな雰囲気です。三等三角点のある山頂へはわずかな歩みです。緑に囲まれたなかで赤いポールが妙に気にかかる。 休憩もそこそこにし北への切開きを下ると広い作業道に出た。この作業道が「林道段戸208号線」とは後で知る。あたりは自然の園地を思わす趣きがし、木々越しに愛知の屋根をみる。車道に降りて駐車地へ戻るが、もう植林の山は木々の生育を迎えまったく展望はなかった。町道へ戻る途中で「林道段戸208号線」を見つけるが、ここは数台の車を停めれる余地があった。 昼をすぎもうひとつの山、寒狭山へ急ぐ。先の三叉路を直進し県道33号線に合流し清流・寒狭川沿いに走る。川沿いに点在する民家前からゆくてに寒狭山を見上げる。まだあんな高みへとはちょっと不安がよぎる。対岸の養魚場へ渡る橋から道は作業道となるゆえ車を停める。 『かっては豊かな原生林でおおわれた段戸の峰々』のなか、浅い轍と草付き砂利の道は植林のための作業道ゆえ敬意を表して歩きます。
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