lefe定光寺愛岐トンネル群 - 晩秋、定光寺駅から県境まで往時の鉄道トンネル群を歩く -

Highslide JS
高蔵寺から多治見の間、総赤レンガ造りトンネルが13基あるという

1愛岐トンネル群
Highslide JS
庄内川(玉野川)渓谷沿いにつくられています

2玉野古道をゆく

< 交通アクセス >
電車(往復)名鉄岩倉駅 ←名古屋駅→ JR定光寺駅  運賃:850円
<コ−スタイム > 歩行時間:2時間10分(休憩含まず)
walkJR定光寺駅→(5分)遊歩道入口→(60分)県境折返し地点→(65分)玉野古道経由駅

<※玉野古道とは・・ >
陶磁器の集散地・多治見より名古屋へむかう商業道でしたが現中央線敷設工事にともない建設作業路として寸断され、つい最近まで埋もれていたそうです。ゆくゆくは古虎渓駅まで歩いて通り抜けできることをめざしていられるとは逞しいことです。
 定光寺自然歩道を名古屋東端の東谷山から縦断しようとJR高蔵寺駅で降りたホームで同じリュック姿のかたに声かけられた。
「今日は定光寺駅に臨時停車しますよ。」普段は一時間にローカル2本しか停まらないので、さてはとめぐらし次の快速列車に飛び乗った。予定を変更しこちらも定光寺愛岐トンネル群を散策することにした。無人駅の定光寺駅のホームは芋を洗うがごとく紅葉のハイク客でごった返し、臨時の駅員も応対していた。
 この愛岐トンネル群は明治のころ開通した名古屋から多治見間の旧国鉄線で、複線電化された新線が建設、開通するまでの線路でした。以降、廃線路となり埋もれていたものが十年前から地元の有志らにより調査及び整備され、庄内川右岸沿いの玉野古道とともに一般公開されました。
 春の新芽と秋の紅葉時季に県境までの片道1.7q内のトンネル群内の照明や史蹟ガイド、途中の広場では催し等を開き、大勢の見物客や行楽ハイクらでにぎわっています。今日だけはトンネル内も人の行き交う電灯もあって身一つでも歩けれますが、普段は真っ暗となります。全山紅葉とまでいきませんが、行楽地のそれとは違う山渓の晩秋模様が堪能できました。

晩秋の愛岐トンネル群から玉野古道 HD
 県内最後の一番長いトンネル(6333m)を抜けると県境の支流で断ち切られ、次のトンネル以降は未調査との由。終点で折返し河原に下り、帰りは玉野古道の平坦道を駅まで歩く。こちらも川沿いの紅葉を楽しめました。
 往復三時間余り、暮れゆく秋の一日でした。当初どうり定光寺歩道横断していたらこんな馳走を味得なかっただろう。秋の神様がささやいてくれたのだろう。(笑)
(※入口でいただいたパンフレットを参考にしました。)

- 12月3日/2016年 
home-01.gif
ホームに戻る
inserted by FC2 system