石仏休憩舎から遅めの出発。
最初に寄ったのは、曹洞宗本曾寺。
石門脇に小さな六部じぞうがある。また立派な鐘楼がたっている。
八大竜王社の水車は見るも無残。次ぎの景勝地へ急ぐ。
久昌寺(江南市)に着く。自然歩道からだいぶ西にはずれているが、「尾張名所図会」にも載る由緒ある寺です。織田信長が正室・吉之の方への香華料として660万石をさずけたという。
戻って、江南から大口町へはいる。
桜の木の新緑を楽しみながら、まもなく裁断橋公園へと進む。アーチ型の橋を渡って、館風な公園へ入る。幼児らが人工の小川でにぎやかに水浴びをしていた。
この橋の由来については公園内の案内板を読んでください。
両岸に田園風景が広がるのもこのあたりから。
遠くに尾張本宮山・富士が見える。
遊歩道傍らのベンチで昼食とする。
近くに面白い洋風家屋を見つける。お隣は輸入雑貨を営むお店らしい。
左岸から右岸へ移り、大口町の温水プールを横目に漫歩は続く。
国道41号線に通づる車道を横切り、陽光に輝く木々の下を快い風に吹かれながらゆるく右に折れている歩道をゆく。
大口北小学校にさしかかると、何やら高い木造の櫓が見えた。
そちらのほうに歩を向けると、掘割の池に武家屋敷造りの塀が建ち、中に10mほどの高さの櫓が造られていた。門の前には「小口城址」の石板が置かれ、あたりは公園である。(平成11年整備)
展示館には、戦国末期までのこの小口城変遷がパノラマと放送により語られている。櫓に登れば、四方遮るものなく展望が良い。(月・火曜、閉館日)
五条川はすこし先の荒井の堰で分断され、南北に用水路が通っている。
ここで引返し、小口城址公園から近い、室町時代に建てられたいう徳林寺の中門、また徳川時代製作の2対の狛犬が置かれてある余野神社をのぞき、名鉄柏森駅への帰路とした。(6/3/2001) |