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大寒をすぎ、冬の日をもとめて金華山から舟伏山へと小縦走します。今回は遅出でもあり岐阜公園から金華山ロープウェイに乗ります。実に小学生低学年以来の乗車です。 山頂駅へは5分足らずで着き、展望台で伊吹から鈴鹿、そして伊勢の海まで眺望を得るが、冷たい風に一気に体が冷えてしまった。岐阜城下のベンチには木漏れ日をもとめて三々五々、登山者らが憩っている。鷹巣山の上をオオタカが飛翔しベンチ場の木柵の上では小鳥がこちらを伺っている。御嶽神社から眺める飛騨の彼方は雪雲で覆われていた。 鼻高コースで下山し、西山から巡視路をつたい不動の滝への道と分かれ日野へと下りる。途中狭い岩場でへっぴり腰ぎみに四肢をつかって下る。上りはスリルだろうが下りは緊張が走る。民家の屋根が見え、小さな木祠をすぎて民家の閑所を通りバス通りに出る。 次いで用水路脇から舟伏山へ登る。一枚岩を見上げ上がってしまえば巡視路道とあってすごく明瞭な稜線道がつづく。緑の円筒給水塔、鉄塔へと上がりふり返れば金華山全山が見て取れます。麓の小学校からの歓声が聞こえてくるのも町中の山ならではのことか。平坦な道となり屋根ほどの雑木が茂るなか足元に三角点を見つけるが、山名の木札が無ければ通り過ぎてしまうようだ。初めて訪れたときは山上の漫歩とでも云うような展望が続いた稜線歩きでしたが('00年)、年々雑木が高くなりもはやハイクに適さない里山にうつりそうだ。
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