'18 三峯山と金山宿(630m) - 飛騨金山宿のおらが山(三棟山)宿の路地裏をめぐる「筋骨」散策 -

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飛騨金山駅から山頂を -山頂の四阿もみえます-

1三峯山
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飛騨街道

2金山宿

< 交通アクセス >
電車<往>JR鵜沼 AM9:32 → 飛騨金山 AM10:56着
<帰>JR飛騨金山 PM16:23 → 鵜沼 PM17:46着
片道乗車券:970円  

<コ−スタイム > 歩行時間:2時間50分(登山のみ)
shoseJR飛騨金山駅→(40分)中津原登山口→(40分)佐見Y分岐→(30分)三峯山(630m)
下山→(30分)登山口→(30分)金山駅
※金山宿散策:60分

金山「筋骨めぐり」とは・・・
 高山から尾張へ南下する益田街道(飛騨街道)と郡上八幡に繋がる美濃路などの分岐点にあたる金山宿はまた、馬瀬川と飛騨川の合流地でもあり川を越える渡し船が唯一の手段でしたゆえ明治のはじめ頃まで多くの旅人で賑わっていたという。その金山宿を見下ろす山、三峯山へ再々度訪れます。
 JR飛騨金山駅から高山線沿いに北へ歩き満々と水を溜めた飛騨川・大船渡ダムを後に中津原にはいる。潮音堂なるお籠り堂を横目に橋を渡った先が登山口です。逆松傘積の石垣で知られる古刹・万福寺が後方の田の上に見えます。小さな谷川に沿って古道をゆく。かって水田があった名残りの石垣や新しい堰をやりすごしずんずん進み、佐見とのY分岐を右へ渡り三峯山の東尾根にかかる。巡視路と分かれあとは明るい樹林のなかひたすら登る。
山頂は平地になっていて祠と「三山大権現」の石碑が鎮座し、三角点はその後ろにある。少し先に張りでた展望地がこの山の真骨頂。緑の飛騨川を眼下に南西から北東へ、伊吹より濃郷白山、高賀三山、加賀白山、簗谷山そして御嶽とつづくあきれんほどのパノラマを見せてくれる。東屋には双眼鏡も設置。地元小学校の登山記念植樹が平成二十年前後に続けられていたらしい。
 下山は戻り中津原集落へはまわらず、民家の間所を直進し田の畦道から村道へと下る。往きに通った某会社工場前に出た。
 駅に戻り帰りの列車にはまだだいぶ余裕があるので、ザックを駅待合に残し、予定していた金山宿を急ぎ足で見学することに。

- 三峯山と金山宿 -

山頂から飛騨川を眼下に大展望
2007年 春 三峯山紀行

 江戸時代、天領の尾張藩・苗木藩・金森藩の境にあたり宿場町として栄えた金山宿は、狭い路地裏通りが「筋骨」のごとく巡り、昭和の雰囲気を感じさせる散策が楽しめるというふれこみです。
 宿南へ坂道を上がってゆけば国道手前で、かってこの地の豪族宿儺(すくな)が天皇からの討伐を迎え討つために一時駐留した鎮守山(ちんじゅさん)を見上げ、山頂に建てられ観音堂や両面宿儺像から金山の町が俯瞰できます。秋の紅葉期が最も映えるとのこと。
 近くに昭和の終わりまで営業していた銭湯屋さん、お昼までに売り切れるという黒豆大福のお店、三階建の格子造りの旅籠、細道へ入ると幼年のころ遊んだ路地裏にひょっこり出合えます。トイレも随所に設けられていました。駅へと戻るまえに、昭和三年金山橋ができるまで飛騨川を渡る舟渡場の大船渡の渡しにより、駆け足でしたが実りあった春爛漫の山行きと宿場町巡りでした。

- 3月17日/2018年
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