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飛騨山地の玄関、納古山から飛騨川へ流れる谷は、木和谷、大牧谷、小牧谷とある。小牧谷川から納古山へは途中まで鉄塔巡視路を歩き地形図に記載されている南西尾根を上がる。 JR高山線下麻生駅から益田街道(国道41号)に出て小牧谷川沿いの林道にはいる。額に汗がにじみ出るころ頭上に送電線をみる。疲れた足で対岸に架けられた丸太を渡るのは危ないので川に降り対岸へよじ登る。いきなりの急勾配な樹脂階段に幾度も足を留める。頭が明るくなると鉄等34下に出る。次の鉄塔33へは送電線下を離れます。 茂みを上ってゆくと大岩が行手を阻んでいますが、巡視路表示板がクランク気味に二ヶ所付けられ道は岩の間を横切っています。はじめてここに上がったときこの岩を登ってしまい冷や汗をかきました。以降斜面を横断しますが南が切れていて砂利道とも相まって慎重な歩きを要します。時折り古い赤テープがぶらさがっています。鉄塔33下で下麻生を眼下に見ますが、ほとんど草木のなかの歩記です。 次いで南西尾根を登ります。(なお納古口から鉄塔32を経ても上がれます)以前より木々が茂ってきましたが尾根道はしっかりしている。地図で折れる所でちょっと迷いますが下らないように。尾根先で下るところに赤テープが下がっています。下った鞍部に何の印か石柱が頭を上げています。あとは頂きめざし草木をつかみつつ登るだけですが、足の疲れで牛歩の感です。
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