'17 船 山(1,479m) - スキー場を経由し展望の山頂へ、下山は位山峠そして官道・山之口へ -

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山頂まで車道が伸びています  -無数河川をわたり

1船 山 -久々野から
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乗鞍、登山道標識は左下、この登山道を登るつもりでした・・

2船山展望台にて

< 交通アクセス >
電車<往き>JR高山線鵜沼AM7:18→ 久々野駅AM9:44着
普通乗車券:1940円
<帰路>飛騨萩原駅PM19:43→ 鵜沼PM21:35着
普通乗車券:1490円
takusi山之口から飛騨萩原まで 料金:4600円

<コ−スタイム > 歩行時間:6時間
shoseJR久々野駅→(4.0km 55分)アルピコスキー場→
(2.2km 40分)旧キャンプ場分岐→(35分)山頂駐車場→(10分)船山三角点(1,479m)→(15分)展望台→(15分)船山花木園→(40分)「光と風のみち」分岐→(60分)位山峠(1,087m)→(45分)官道入口→(45分)山之口位山自然の家

<備 考 >
bus山之口PM16:50発(土日ラスト)下呂バス 運賃:410円
山之口PM18:14発(平日ラスト)
 位山三山のひとつ、船山を訪れます。以前飛騨萩原山之口の位山官道口より峠へあがり、天然林遊歩道をめぐり次いで船山へ登った。今回は久々野からスキー場を経由し山頂への車道を歩きます。
 高山線で最も海抜が高い(676m)JR久々野駅からタクシーでスキー場まであがるつもりでしたが、タクシーの電話番号を忘れ、付近で聞けば良いのにどんどんへ歩いてしまった。(これが予定を狂わせてしまった。)
 東海地方では古株のスキー場のひとつのアルピコスキー場の車道登山口に登山届箱が設けられ、中に三山周辺の山歩きマップ小誌が積まれていた。休む間も惜しく斜度のある車道をエッチらと歩む。別荘地あたりで汗をびっしょりかき午前の予定時間を大きく過ごしていた。旧キャンプ場で山頂への登山道とおぼしき林道を進むが何の案内も見つけられずズンズンと奥へ。やり過ごしたと気づき戻るが登山口を見つけれず焦る。仕方ないとばかり山頂へ再び車道をゆく。
 どんどん急坂となり傍らで足を止めること繁く。やっと山頂駐車場に着くが体はそうとうへたばっていた。予定時間も一時間以上オーバー。
電波塔やらが賑やかな山頂風景を後にし山頂三角点(1,479m)、船山神社、展望尾根を進み、旧スキー場リフト最高地であった展望台に着いたのはお昼もだいぶ過ぎたころだった。さすがに北アルプスから御嶽への展望は遮るものが無く呆れるほどの光景だ。東屋で大休止と言いたいところでしたが、ここから位山峠へ下りさらに萩原町山之口のバス停へと考えると、そうもゆっくりしていられない。
 後ろ髪を引かれる思いで山頂へ戻り、遅い昼食をとり山上の園遊公園、船山花木園を何の感慨も抱かず突っ切り、ブナなどの天然林のなかをゆく「光と風の道」と称す位山峠へ一目散に下る。


船山から往時の位山峠を歩いて HD

スキー場山頂からの展望
kutu2002年10月 船山と位山峠・官道をゆく
→だんご渕について
 木造の大きな休憩舎はここで一夜すごしたい雰囲気でした。東の切開き道は島脇谷山へのみちだろうか。峠からの反時計回り周遊道の折返し点で足にどっと疲れを催した。初夏の瑞々しい緑の森を愛でる気などすでに無く気持ちはバスの時刻に焦るばかり。峠への三つのアップダウンはもう二度と来ないぞ悪態をついても足運びが軽くなるわけでもなし。大きく迂回しつつ峠の県道に降り時計をみるとどうやら予定のバス時刻には間にあいそうもない。
 官道の石畳の道は落葉で滑りやすく半ばから舗装道歩きとなって興趣がわかない。伝説が残るダンゴ渕を右目にやっと入口に出た。山之口バス停までまだ3キロ弱、すでに今日のバスは出立している。この車道は観光向きでないとみえ行き交う車両は乏し。
 夕刻の五時を知らすサイレンが響く。位山自然の家まで歩き、近くの民家宅にお願いし萩原駅前のタクシーに電話していただく。計画より1時間余りの遅れは嘆くばかり。
 JR飛騨萩原駅に着いた時、すでに日は落ち駅後方の御前山の稜線は赤く染まっていた。反省の山行きでした。

位山神社の由来
今から二百五十年前、山之口村の百姓で農業の傍ら杣稼ぎをなす、文吉と申すものが、位山街道を幕府の役人たえずが往来するのみでなく高山方面への一般の通行も繁雑でありまた山稼ぎをなす者も多数あり、皆の安穏を祈願して自分で二尺くらいの白木丸太に神像を彫刻し、石造りの祠を造り祭祀したのがはじまりでした。その後天保の世、村内協議のうえ小さな社殿を建て守護してきた。(山之口村誌による)

- 5月20日/2017年
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