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絶好の天気の週末、JR中央線定光寺駅で降りた乗客はすべて登山者でした。そしてわたしを除いた他の乗客らは、道樹山・弥勒山への愛岐県境縦走道の出発点、玉野園地へと足を急がせている。この時間なら足を伸ばし入鹿池まで走れるだろうと。こちらはひとり定光寺へと庄内川にかかる城嶺橋を渡ります。県道を越え庄内川に注ぐ定光寺川を渡る木橋から今日の山歩きがはじまる。 林野庁中部森林管理局が営する森林交流館を中心とした光寺自然休養林の案内板をみると、瀬戸市の北東部の丘陵地に広がるこの休養林にはキャンプ場から野外活動施設などが設けられ、高根山近くに建つ森林館へは正伝池からの東海自然歩道、こもれびの路と称する定光寺北線や車道の定光寺南線がある。今回は定光寺公園正伝池へは行かず、こもれびの路を通り東海自然歩道と合し大洞峠へ進む。 無粋な造成路となった東海自然歩道から高根山駐車場へ取って返し、山とは思われぬ高根山を通り過ぎ、中小企業大学瀬戸校脇の看板伝いに自然歩道を行き雑木林に入る。夏でも涼しいであろう林のなかを淡々と進むと、定光寺公園から上がる車道をまたぐ薄緑色の陸橋に出合う。橋を渡り大洞峠の標示を見送り、頭が開いたゆるやかな稜線を歩く。十年以上前に歩いたときと比べると雑木が高く伸びすぎ、所々に設けられた休憩所からながめられた東に波打つ山並みが木々にはばまれしまっていた。この快い天気のせいかクロスカントリー・ランナーとよく行き違う。 正午を知らせる音楽が聞こえる時分、今日の最高地点である山星山に着く。木のベンチにこしかけガスコンロで湯を沸かす。うたた寝でもしそうな面持ちだ。腹もくちたしまだ先もあることゆえ腰を上げる。
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