'14 東濃・屏風山 -「東濃のささやかな連峰」と春の黒の田湿地-

 今年も春半ばすぎ、東濃のささやかな連峰・屏風山を訪れた。自宅から二時間余りのドライブの末、屏風山東尾根に取り付く恵那市三郷町の寿老滝に着く。
寿老滝より屏風山へは、直に山頂を目指す西回り道と黒の田湿地を経由し稜線を目指す登山道とがある。行きに北屏風山を目指し黒の田湿地へ下り駐車場にもどるコースをとった。山峡の小さな滝ゆえ、連休前の平日ともあって登山者の姿なぞ見えぬと思ったが、すでに二台の車が停まっていた。
 山側にアカヤシオが咲く林道は途中で二手に分かれていますが、谷川沿いの広い左の道を進む。堰が見える手前右山に、屏風山登り道(胸突八丁)の案内があらわれる。さっそく尾根に取り付きます。
道はスギの植林の中を緩やかに登るようにつけられています。右からの境界尾根と合わさる地より木々越しに屏風山をながめれます。
 「屏風山大栂(つが)の木」の看板まえで一休み。栂の大木を見るには左へ100mトラバース。笹があらわれだすと、常盤口や仲ケ平よりの道と合わさる北屏風山に出る。本頂へはわずかな登りです。

黒ノ田湿地
4月下旬の黒の田湿地 -木道が新しい-
< 交通アクセス >
car自宅から65km 2時間15分

<コ−スタイム > 歩行時間:2時間10分
shoes寿老滝駐車場 →(25分)屏風山登山口 →(30分)屏風山大栂(つが)の木 →(15分)794m山頂 →(10分)767m黒の背山 →(10分)黒の田湿地 →(10分)湿地登山口 →(30分)寿老滝駐車場

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穏やかな登りです

3尾根道
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「胸突八丁」とは・・・かわいい

2登山口
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林道に咲くアカヤシオ

1西回り
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「常盤口」・「仲ケ平」への分岐

6北屏風山
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瑞浪市天然記念物

5大栂の木
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木々越しに屏風山が見えます

4支尾根合流
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稜線道と湿地との分かれ、左へ

8黒の背山
  • 一等三角点より東濃平野を一望
    7屏風山山頂
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水場・トイレもあります

11駐車場
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「西濃の養老の滝に対して寿老と名付けられた滝」落差10m

10寿老滝
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寿老滝まで林道をゆく

9湿地入山口
 一等三角点がある林からの眺めは東と西が開かれているためすこぶる良い。丸太の腰掛けもあちらこちらに作られ快適な広場になっている。三つのパーティーが各々憩っていた。空が澄んでいれば仲ケ平へ少し下った岩場から御嶽をカメラに収めようが、今日の大気では雲に溶け込んで映らないだろう。野草取りのパーティーをなかにし、喧しい野草談義はなかなか尽きようとしない。
 こちらは今回の目的である黒の田湿地へ廻るべく昼食を終えたの機に腰を上げる。大草への下りをすぎ、黒の背山より稜線路とも別れ、赤茶けた林道を越え湿地へむかう。
 四年前は湿地内の復帰工事がおこなわれていたが、湿地内を横断する木道も新しく替えられ、廻りを一周する遊歩道(20分足らず)もきれいに整備されていた。(以前の簡単な木道のほうが風情があったかな)この時期の湿地は木道のそばに咲きほころぶ可憐なハルリンドウを、休憩所には白いネジキの花が垂れ下がっていた。これから夏にかけてが湿地をにぎわす季節でしょう。(下スライドを参照)
 木道のなかで半時をすごし、梅雨が開けたら再び訪れることを約束し湿地を後にした。林道に下り寿老滝へ帰ると、すでに駐車場はわたしの車だけでした。


黒の田湿地

黒の田湿地
(左クリックでスライド)

walk2010年春、屏風山行きはこちらです
- 4月24日/2014年
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