二月も中旬になって記録的な豪雪に襲われた週末、近場の里山へ行く。午後から快晴との予報をあてにし、自宅を出たのがすでに十時過ぎ。JR鵜沼駅で乗換え太多線美濃川合駅で下車した時、日は中点に昇っていた。飛騨川沿いの町なかを北へ歩き木曽川に合わさる手前の青柳橋へむかう。これから向かうお山、白山だが、駅を出発地とするのははじめてだ。橋を渡れば下米田地区に入るので、米田白山と呼ばれている。登山口は白山西を走る立派な車道から付けられているが、今回は白山西端にちんまりと立つ山と言えないような高み、馬串山を先に訪れます。 馬の背のたてがみを串とみなしたさまから付けられた名だろう。岐阜県には馬の背を飾って祝う祭りがある。まぐしやま、と読めばいいだろうか。運送会社の駐車場から山への道が上っていました。念のためちょうど車を洗ってみえたかたに通る許しを尋ねたところ、「何もないよ。いいよ。」との返事でした。 地道から大きく左に曲がる草地の道を上がってゆくと小さな平地にふたつの石碑が鎮座していた。だいぶ霞んだ彫字から「秋葉神社」と「稲荷大明神」と読めれ、ともに明治中頃のそれらでした。何のことはない、この道は参道だったのだ。時間的に会社の土地になったのは後なはずですから、参道も含み入れられてしまったのだろう。鋸の歯の形をした納戸山が見えます。碑の後ろから草道を上がってみると、山名を記した新しい木板が枝に括りつけられていた。枝越しに白山の頂上部が見え隠れしています。向こう側は崖になっています。
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米田白山(273m)と馬串山(143m) 飛騨川・青柳橋付近より
< 交通アクセス > (往復)名鉄岩倉駅←→新鵜沼駅 運賃:390円 (往き)JR鵜沼駅→美濃川合駅 運賃:230円 (返り)JR古井駅→鵜沼駅 運賃:230円
<コ−スタイム > 歩行時間:3時間10分 JR美濃川合駅 →(4.0Km 50分)馬串山登山口 →(15分)山頂 →(20分)白山登山口 →(25分)白山展望台 →(15分)御嶽が見える岩上 →(20分)下米田さくらの森 →(3.2Km 45分)JR古井駅
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