サムネイルをクリックすると大きな写真とその説明を表示し
Slide をクリックすると一定間隔で写真チェンジします。
もう一度クリックするかサムネイルをクリックすると停止。
|
四年ぶりに乗鞍岳を訪れた。早朝、高山駅に着くや空はどんよりと垂れていたが、予報をあてにしほおのき平へとバスに乗り込む。 市街を抜けるや日もさし、乗鞍スカイライン乗換え駅のほおのき平に着いたとき青空が広がっていた。駐車場は平日にもかかわらず十数台の車が並び、乗鞍岳への人気が知れる。平湯峠をすぎスカイラインを上がってゆくが、乗鞍東山麓側のような紅葉は見られません。バスのアナウンスどうり車窓から槍・穂高の峰々が遠望できるのがこの山岳道の見どころです。終点畳平でバスから大勢の観光客を吐き出し、登山者の一群は山頂をめざし遊歩道を登ってゆく。 主稜線にある大黒岳を往復し富士見岳へ登る。この二山は畳平に近く東への展望もいいので御来光の遥拝に適している。特に大黒岳からの槍・穂高連峰一望は特筆ものでしょう。遊歩道にもどり肩の小屋で靴紐を結び直し腰を降ろす間もなく剣ヶ峰をめざす。 朝日岳と蚕玉(こだま)岳の鞍部までザレた斜面は歩きづらく低山ばかり歩く身としては少々息急く思いです。子供連れの登山者に追い越された。山頂がみえる鞍部であたりを見回すといつのまにか雲が湧きだしてきた。どうやら山頂からの展望は望み薄のようです。 狭い頂上小屋あたりは登山者でいっぱい、腰を降ろす場とて見つけるのが難しいほどでした。残念ながら四方はすでに雲がひろがり、前方に見えるはずの御嶽山さえも灰色の雲の彼方でした。 帰りのバスの乗客を考え早々に下山することに。今月末には初氷が張るゆえ、肩の小屋の営業終了も間近になろう。
|
|