八日市・岳山 -七宗町の雄山、三角錐の山を東の麓からめざして-

八日市岳山
祠電車県道58号線関金山線「こぶし街道」から八日市川沿いに中八日市、上八日市へと北上します。上八日市公民館前に小時間なら駐車可能。
 帰りは奥田に下りれば公民館まで3.5キロ谷沿いの車道歩きです。
 画像は、山頂の八日市の祠
七宗・納古山から北にピラミダルな姿を見せるのが岳山です。
 南山麓の奥田集落からの道は地元の神淵小学校の遠足に登るとあって山頂までわかりやすい道です。かってこの山はマッタケが獲れたそうですが今はその面影はなく留山ともなっていない。岳山を訪れたかたなら山頂から東の草叢をかき分け進みもうひとつの祠を見つけたことでしょう。こんな低い里山に祠がふたつ少し離れて鎮座しているのは珍しいのではないでしょうか。その東の祠は八日市集落のものですが、今回はこの東尾根道を歩くことにした。
 八日市川を上り上八日市に入ります。数えるばかりの集落ですが周りを低い山で囲われ稲を刈りおえた田や満々と水を張った水田が本当に似つかわしい風景を作っていた。あちらこちらの家々に小さな土倉が建っているのも山村風景に色を添えている。岳山登山口は地元のかたに教えていただいた。また正月の雪が残る時期に毎年登られているとも。
 上八日市公民館から山へ簡易舗装道がのびている。地道にかわり草地の広場に着きますが小川を渡る木橋が登山口です。傍らに板切れの標示板が刺してありました。薄暗いが間伐された植林の谷へ入っていきます。
 年に一度のお山参りに似つかわしい細々とした道です。ほどなく東稜線の鞍部に上ります。尾根には明瞭な細道が雑木の中を走っています。黄色いポールを一本見るだけの簡素な山道です。
 中腹に腰の曲がった赤松の大木があり一枚撮りました。だんだん勾配がきつくなっていきますがあえぐほどではありません。山頂の明るさが見え、あとひと登りと思うころ尾根からはずれるように山をまわるとコンクリートの祠が見つかります。東面がよく見渡され、あたかもその祠に対面するように冠雪した御嶽が秋空に映えていた。
 山頂へは祠の裏手を上ります。三角点は奥田集落の祠裏に埋められています。その北尾根にも細道がつづき、上之保へと下っているもようですが確かなことはわかりません・・。
 山頂の雑木が伸びたおかげで木々越しにわずかに霊峰が望めるのみ。あの日の丸のポールもなくなり、句碑の文字も色褪せ読み難くなった。
登山口
登山口(ちょっとピンボケ)
岳山
岳山をあおぐ
アカマツ
くねったアカマツ
雑木のなか
気持ちのよい尾根道
上八日市
晩秋の上八日市集落
カメラ(←ここをクリック)
八日市祠からの素晴らしい眺望




< コ−スタイム > 歩行時間:2時間
shoes上八日市公民館→(15分)登山口→(15分)稜線鞍部→(40分)八日市祠→(5分)三角点山頂
下山→(45分)上八日市公民館

yubi1999年の奥田からの登りはこちらです。
- 10, 28 /2007年

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