二ツ森山 -東濃の秀峰を白川町から、コウモリ岩と大ナラを-

二つ森山
奥新田から二ツ森山(1223m)
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 もっともこれは個人差、技術差の問題で山歩きの慣れた御仁ならかえってこれくらいの細々とした道のほうが歩きガイがあると申されるだろう。傾斜のある明るい樹林のなか足元の岩を踏みながら登って行きます。
 巨岩コウモリ岩はふいにあらわれました。道からあまりに近いのでその大きさがつかみ難い。離れてながめる適当な場がありません。(画像4)


 東濃の秀峰、二ツ森山は古くから雨乞いの山として親しまれていたとある。山頂の巨岩がそのかっこうな場所でもあるのだろうが、周辺には巨石が点在している。そのひとつに白川町側にあるコウモリ岩がある。秘境じみた名称に誘われたわけでもないがその岩側から訪れた。
 二ツ森山へは昔から町境の切越峠(標高866m)から尾根伝いに登りますが、近年でかい案内板が峠の登山口に立てられた。山頂東の林道から上がる「氷餅の池」ルートが、福岡町の手で遊歩道まがいに造られたからだろうか。

 コウモリ岩へはその切越峠の白川町側から山へ入る林道(奥新田林道)が登山口です。車高のある車なら途中まで入れますが、足慣らしの意味も含めて林道口の空き地に車を停める。林道からは黒川の集落を取りまく山々が見えます。
やがて林道分岐にさしかかりますがここに黒川トレッキングの方が立てた「こうもり岩へ」の標識があります。行く手に二ツ森山の稜線が目に入ります。
 折れ曲がった砂利道からは山側に気をつけてください。コウモリ岩道へあがるとっつきを示す標識が草木に隠れるように立っています。見落とすとどんどん林道を上がって行きますよ。この山道はなんとか踏み跡をたどるといった様子です。時おり案内を示してくれる小さなリボンが救いです。
サムネイルをクリックすると大きな写真とその説明を表示します。

カメラ(←クリック)
「こうもり岩」から少し登って白山連峰をみる。



ゆび1999年12月登山、こちらもどうぞ-

< コ−スタイム > 歩行時間:3時間10分
shoes林道口→(25分)林道分岐→(10分)「こうもり岩へ」標識→(20分)こうもり岩→(20分)稜線合流地→(20分)山頂
下山→(30分)南尾根鞍部「大ナラ」→(25分)林道終点→(40分)林道口

walk「大ナラへ」登山口に降りて、はたと気がついた。大ナラ(県天然記念木)はどこにあったのか?どうやら鞍部から谷へ出る途中にあったのだろう。今さら谷を登って戻る気などさらさら起きない。
林道口へ帰る足取りが何とも重いのは久しぶりの山歩きのせいばかりではなかった。
 岩から道は二手に分かれていましたが、「白川町」の標識のある道をとる。岩の左手をまわっています。急坂を登ると見晴らしのよい崖に出ます。振り返ると青い空のかなたに白山が白く輝いているのが見えます。なおも急坂が続きますがなぜかナイロンロープが張ってあります。下る登山者のためだろう。そのロープとも別れ緩やかな笹道を進むと切越峠からの道に合流する。「大ナラ」との分岐をすぎひと登りすれば巨岩が横たわる山頂に着く。
 福岡町が建てた東屋からは残雪豊な御嶽、中央アルプスが望まれた。福岡町へ下る(東へ)と林道へ下り峠まで車道歩きとなる。
 帰りは「大ナラ」分岐までもどり南尾根を忠実に下る。大岩をひとつやりすごしどんどん下ってゆく。笹も刈られしごく歩きやすい。「第三展望台」なる小さなピークからは白川の山々から二ツ森山まで見渡すことができる。さらに下ってゆくとちょうど鞍部あたりに白川町が平成17年夏に立てた町有林の木碑があり近くに「大ナラへ」標識もあった。ここから道はもう道とはいえない様子を呈していた。黄色のポールを見つけ進むとこの先は狭い枯れ谷へと通じ確かに黄色のポールと黄色のリボンも見える。下るしかないだろう。
 わずかだが谷を下るのにいささか気が張った。雑木があらわれるようになれば林道終点が近い。

クリックで左の画像が拡大します。
- 5月3日 2006年
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